世界的に医療機器の需要底堅く コロナ禍で「テルモ」を買う(北海道大学 とがぴさん)【企業分析バトル】

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心臓血管カンパニーが勢いに乗る!

   2021年8月4日に発表した第1四半期決算で、売上高は前年同期比30.8%増の1717億1600万円、営業利益は前年同期比100.5%増の362億3300万円、純利益は前年同期比99.7%増の278億9500万円となりました。

   この好決算には、昨年度に始まった新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響が大幅に緩和され、さまざまな診療科において延期されていた待機症例の実施、検査や診断、入院の増加などによる医療需要の回復が見られことなどが背景としてあるようです。

   その中でも特に、心臓血管カンパニーの増収が目立ち、前年同期比47.9%増の996億円を売上げました。この好決算を受けて、テルモは連結予想を上方修正しており、ビジネスに追い風が吹いていると考えています。

   さらに、世界の医療機器の需要は底堅く、今後5年間で約5~6%の成長する見通しで、2025年の市場規模は60兆円と試算されています。こういったビジネス環境も、テルモの堅調な収益性を後押しすると考えています。

世界の医療機器市場の動向(テルモの「中期成長戦略プレゼンテーション」資料より)
世界の医療機器市場の動向(テルモの「中期成長戦略プレゼンテーション」資料より)

   同社の予想PER(株価収益率)は44.9倍と、若干の割高感を感じさせる数字になっていますが、今後の増益期待と安定的な需要を考慮に入れて、9月6日の初値5001円でテルモ株を100株購入したいと思います。

テルモ(4543)
年初来高値(2021年9月24日) 5500円
年初来安値(2021年3月24日) 3788円
取得時の株価(2021年9月6日) 5011円
取得株数            100株

北海道大学 とがぴ
北海道大学工学部3年。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに投資を始め、現在は米国株に幅広く投資している。趣味はYouTube鑑賞で米エンゼルスの大谷翔平選手の活躍をハイライトで見るのが毎朝の日課。今まで投資研究会で培ってきた知識や経験を活かせるように頑張ります!
埼玉県出身。
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