今後、最も期待される事業は洋上風力発電
レノバは現在、洋上風力発電の開発を積極的に行っています。風力発電は、再生可能エネルギーの発電量のうち、約半分を占めます。ただ、従来は陸上に風力発電機を設置していました。この陸上風力発電には、場所の限界や騒音の問題など、さまざまな限界が感じられています。
それに対して洋上風力発電は、海上に風力発電機を設置して発電する方法。現在のところ、まだ実用化はされていないですが、今後さらに開発が進んでいくでしょう。
陸上風力発電と比べて場所を取らない、景観を損ねないといったメリットがあります。一方で、費用が陸上風力発電の2倍ほどかかってしまうというデメリットもあります。なかなか先の見えない事業ですが、今後に期待したいと思います。
こうしたことから、レノバが今後、企業・株価ともに成長すると捉えましたが、今回は取引を見送ろうと思います。冒頭のように、自民党総裁選で再生可能エネルギーの開発を進めると発言しているのは河野太郎氏です。自民党は「脱原発、反原発」を訴える議員が少ないように私は感じるため、河野太郎氏が当選しなければ、株価はあまり伸びないのではないかと、見ました。
総裁選は2021年9月18日現在、野田聖子氏も出馬を宣言。4氏の争いに、先が読めなくなったことも、購入を躊躇する一つの要因です。今回は取引を見送ります。
レノバ(9519)
年初来高値 (2021年9月13日) 6390円
年初来安値 (2021年3月11日) 2924円
直近の株価 (2021年9月24日) 5320円
取引は見送り