売りポジションを継続(明治大学 佐藤諒さん)
先週「ドル円は動かないから止めよう」と書いたのですが、決済する理由があまりなかったので結局、売りポジションを継続しました。
その結果9月14日に米労働省が発表した8月の消費者物価指数(CPI)を受けて、ドル円は大きく下落しました。その結果一時的に3~4万円程度の含み益になりました。ここでは予想通りテーパリング議論が遠ざかり、ドル円が下落しました。
しかし16日21時30分(木曜日)に発表された米小売売上高が良好だったためと、米国10年債利回りの上昇により急上昇し、利益がなくなりました。
反省としては1ドル=109.5円付近に指値決済注文を出しておけば良かったと思いました。目先織り込んでいるとはいえテーパリング(量的緩和の縮小)の発表が近づいてくるので、気をつけた立ち回りをしたいと思います。
来週、ドル円を決済するかはわかりませんが、他の通貨も触って利益を狙っていきたいと思います。ドル円は結局レンジ内に戻ってきてしまい、テクニカルの方が効率いいのかな~と思ってしまいました。
9月10日現在の資産は、105万5000円。今週の取引は、米ドルを保有。1万円の含み損(先週から、含み損が4000円増える)。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
一時的に大きな利益が出ていたのに惜しかったですね。FX学生対抗戦はデイトレードに近い取引スパンになるかと思いますので、定期的に利益確保、損失限定のために注文を変更するなどの対策がオススメです。一定の利益が出れば、自動的に逆指値を引き上げるトレール注文などもありますので、注文機能を使いこなすという手もあります。
動かないドル円ですが、ジワリとドル高になりつつあります。テーパリング(量的緩和の縮小)開始が11月となるのは、ほぼ織り込まれているようですが、7月に111円台半ばまでありました。そのため、9月の雇用統計や物価などが良いと、そのあたりまでの上値余地はあるかもしれません。
保有する通貨 米ドル
前週からの損益 マイナス4000円
9月17日現在 104万5000円