「二刀流」から「ユニコーン」へ! 歴史を変えるこの瞬間、大谷翔平選手を「ドヤ顔英語」で語ろう(井津川倫子)

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二度と見られない「オオタニの奇跡」に注目

   それにしても、大谷選手の超人ぶりはメディアを虜にしているようです。早くも今シーズンのMVP(最優秀選手)最有力候補として大谷選手の名前が挙がるなど、興奮ぎみの報道が目立ってきました

Ohtani is only one choice for MVP
(大谷選手は唯一のMVP候補だ)
MVP: 最優秀選手、Most Valuable Playerの略

Ohtani is a unicorn
(大谷選手は伝説の動物「ユニコーン」だ)

   ユニコーンは西洋の伝説上の動物で、「一角獣」とも訳されます。大谷選手は希少性や人類を超える可能性の象徴として、チームメイトやメディアから「ユニコーン」に例えられているようです。

   確かに、大谷選手に関しては、人間離れしたアスリートとしての記録だけではなく、笑顔を絶やさない態度や真摯に野球に取り組む姿勢といった「人間性」が現地でも絶賛されています。すべての面において「人類」を超えた「ユニコーン」だと称賛されているのでしょう。

   じつは、「ユニコーン」のような誰にでも通じる「例え」はとても便利です。西洋の人々や英語を使う人には「オオタニはユニコーンだ」と言うだけで、「オオタニのすごさ」が通じるからです。覚えておくと便利な表現です。

   エンゼルスのマイケル・ガイエゴコーチは、大谷の活躍について次のようにコメントしています。

What he's doing this year you will never see again.
(彼が今年成し遂げていることを、二度と見ることができないだろう)

   来シーズン以降も大谷選手の活躍に期待をしつつ、今シーズンの「人間離れ」した業績はしっかりと記憶にとどめておきたいところ。大谷選手が「Japanese two-way star」(日本人の二刀流スター)と紹介されるたびに、ひそかに日本人としての誇りを感じる人も多いことでしょう。

   過度の愛国心を煽るつもりはありませんが、大谷選手に限っては日本人であることに誇りを持って、堂々と「ドヤ顔」をして、英語で語ってみませんか?(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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