「二刀流」から「ユニコーン」へ! 歴史を変えるこの瞬間、大谷翔平選手を「ドヤ顔英語」で語ろう(井津川倫子)

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   米大リーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手に、輝きが戻ってきました!

   先日、10試合ぶりとなる45号ソロを放ってトップに1本差と迫り、日本人選手としては初となる本塁打王争いに改めて参戦。投手としても9勝を挙げていて、ベーブ・ルース以来103年ぶりとなる「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」の偉業達成にもリーチがかかっています。

   早くも今シーズンの「MVP(最優秀選手)間違いなし」の声が高まるなか、歴史を動かす「世界のオオタニ」を、英語で語ってみましょう。

  • 「ユニコーン?」に例えられる大谷翔平選手(2017年撮影)
    「ユニコーン?」に例えられる大谷翔平選手(2017年撮影)
  • 「ユニコーン?」に例えられる大谷翔平選手(2017年撮影)

野球界を超えた「二刀流のスーパースター」

   大谷翔平選手のバットに快音が戻ってきました。残り試合が少なくなり、タイトルレースが終盤を迎えるなかでの大谷選手の「復活」に、日米のメディアも大興奮。それでは、大谷選手の活躍を伝える英語表現をいくつかご紹介しましょう。

◆ hit homerun:ホームランを打つ

Ohtani hit 45th homerun
(大谷選手が45号ホームランを打った)

   「ホームランを打つ」は、「hit」(ヒット、打つ)という動詞を使うのが一番シンプルです。まずはこの基本文を覚えましょう。「45号」を「No.45」と表している記事もありました。基本文の後ろに文章を加えると、伝える情報が深まります。

   「基本文+後ろに文章」が英語のルールです。

Ohtani hit 45th homerun and his first in 10 games
(大谷選手が10試合ぶりに45号ホームランを打った)
first in 10 games:10試合で初めて、10試合ぶりに

Ohtani hit 45th homerun and one behind in the homerun title race
(大谷選手が45号ホームランを打ち、本塁打王争いでトップに1本差)
one behind:一本差、一本下回る
homerun title race:本塁打王争い

◆ two-way:二刀流

   大谷選手の「代名詞」は、何と言っても「二刀流」です。今シーズンは打者としても投手としても超一流の活躍をしていますから、「二刀流」は海外メディアもにぎわせています。

Two-way superstar Shohei Ohtani to pitch Sunday
(二刀流のスター大谷翔平選手は日曜日に登板予定)
pitch:投げる、登板する

The Los Angeles Angels two-way star Shohei Ohtani is on Time Magazine's list of the 100 Most Influential People of 2021
(ロサンゼルス・エンゼルスの二刀流スター大谷翔平選手が、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた)

   米国の有力誌「タイム」は毎年「世界で最も影響力のある100人」を選出していますが、なんと先日発表された「2021年の100人」に、大谷翔平選手が選ばれました! 各国を代表する政財界の大物が名を連ねるなかで27歳の日本人大リーガーが選ばれたのは、大谷選手の活躍が野球界だけでなく、世界に認められた証拠でしょう。

   そういえば、気がついたら大谷選手の「代名詞」も、この1年で「two-way」(二刀流)から「two-way superstar」(二刀流のスーパースター)に変わっていました。大谷選手の才能が一気に花開いたようです。

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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