今週(2021年9月13日週)は、専修大学のめがねちゃんが大躍進。ユーロ円とニュージーランド(NZ)ドル円で勝利して首位の明治大学の佐野快斗さんを追い詰める。佐野さんは米ドル円と英ポンド円に挑んだ。米ドル円では利益を得たが、ポンドに躓き、足踏み。
北海道大学の上田晃史さんも好調をキープ。指値注文に切り替えて、「機械的に決済してくれて、リスクコントロールの面でも調整が効きやすい。自分に合っているように思える」と、自信を深める。英ポンドを保有する慶応義塾大学のトリオネアさんは、上昇気配にあったポンドが下落に転じたことで、含み損が解消。「ホッと胸をなでおろした」。
「負けてはいないので精神的に楽です」(北海道大学 上田晃史さん)
◆振り返り(9月13日~18日)
取引結果は上表のとおりです。
9月13日週の結果は3万3500円のプラスとなりました。最終残高は111万9239円です。前半の2回の取引では利益を出すことができ、特に8万7000円のプラスとなった取引が大きく利益に貢献して週全体でプラスとなりました。ここのところ何週間かは負けてはいないので精神的に楽です。(笑)
今までは成行注文が多かったのですが(ずっとチャートを見ながら取引していたため)、見てのとおり、ここ数週間は指値による注文のほうが多くなりました。この変化を通して感じたことは、取引方法の違いに起因する精神的・時間的な負担の軽さです。今までのようにチャートを見つづけていると、ハラハラした状態が続き特にマイナス方向に動いた時に狼狽して利益を確定してしまうことが多かったです。プロスペクト理論をなんとか克服しようと思ってもやはり難しいものですね......。
しかしながら、ボラティリティが生み出す精神的な問題も、指値なら機械的に決済をしてくれて、リスクコントロールの面でも調整が効きやすいです。自分に合っているように思えるので今後も指値注文を利用していきたいです!
◆個別取引について
抵抗線とボリンジャーバンドを意識したトレードが多くなってきました。
下のチャート図では、14日22時あたりでチャートを見たのですが、それまでに上下しながら上を目指す展開かと思いボリンジャーバンドのマイナス2σ(シグマ)とマイナス3σの間と抵抗線を意識したポイントに指値をロング(買い)で置きました。と、同時にもう一本引いている抵抗線を下に抜けたら上昇トレンドが終わりそうだと考えたため、そちらでの逆指値も置きました。
結果的には見てのとおり下の逆指値で決済されていたのですが、その時に同時にショートポジションを取っておけばヘッジにもなって利益も出て良かったのですが最初にポジションを取った時に立てた仮説に影響されそこまではできませんでした。
「指値損切り → 逆ポジション」をすれば、利益を出せた場面がもう一つあり、今後は次の展開まで意識したトレードをしていきたいと思います!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
利益先行後に、1敗した後はポジション量を落とすなど、資金管理がまとまりつつありますね。9月17日22時台の取引が覚えておきたい重要な場面のためコメントしておきます。
週明けは、恒大集団の利払いが絶望的だと報道があるなか、週末の米国の株式市場がどういう動きを見せるのか注目の場面でした。
米国市場が開けると、唐突に世界中がポジションクローズに動く展開となり、VIX(恐怖)指数は上昇。これまでほとんど織り込まれていなかった恒大集団のデフォルト懸念でしたが、さすがに週末になればリスク回避する動きとなりました。主要な金融市場では、株売り、債券買い、円買いです。
ポンド円のチャートを見ると、直近の高値を更新した直後に大きく値を戻す動きとなっています。これは、高値圏での利益確定を狙っているトレーダーが非常に多い時に出る動きで、かなりの確率でトレンド転換するサインです。ドテン売りを狙えるチャートパターンでもあるため、高値圏での新値を見た直後も油断できないことがわかります。
前週からの損益 プラス3万3500円
9月17日現在 111万9239円
大阪府出身。