業績と貸借対照表からわかること
同社の業績をみると、売上高は毎年増加し続けており、成長し続けていることがわかる。しかし、2021年の営業益が前年比マイナス39%となっており、原因も設備や人材投資ではなく、外注費などの増加といった営業での損失であることから、今後も懸念が残る。
2022年決算予想では、SBIグループのモーニングスター株式会社から引き継いだゴメス・コンサルティング事業の収益を見込み、売り上げと営業益の大幅増と強気の予想している。
ゴメス・コンサルティング事業は、モーニングスターの売り上げの多くを占めるアセットマネジメント事業に分類される事業で、売上高はコロナ禍の中でも増加している。2021年3月期では売上高が約3億3000万円あり、業績への貢献を期待したい。
2022年の決算予想は達成可能な範囲であると考えられ、達成できればそのまま成長性に弾みがつくのではないだろうか。
参照リンク:ブロードバンドセキュリティ 2021年6月期通期決算 説明資料
自己資本比率は50%を超えていると良好とされるが、35.8%と安全ではあるものの物足りなくも感じる。ただし、自己資本比率は高くなり続けているのは良いのではないか。流動比率も140%と安全圏を維持できている。
2020年10月以降は下落チャートを描いていたが、8月10日以降反転してチャートが改善されたように見える。9月7日には今年6月14日の窓を埋めており、出来高も増えている。また、日足がゴールデンクロスしたため、チャートとしてはかなり良いと判断する。
そこで、ゴールデンクロスした9月9日の終値1657円で100株購入する。
ブロードバンドセキュリティ(4398)
年初来高値 (2021年2月17日) 2515円
年初来安値 (2021年8月6日) 1061円
株式取得時の株価 (2021年9月9日) 1657円
取得株数 100株