ファンダメンタルズはすぐに織り込まれる(明治大学 佐藤諒さん)
今週(9月6日週)は米ドル円をショート(売り)していました。まだ決済しておらず、保有しています。先週金曜日(3日)に発表された米国の雇用統計でテーパリング(量的緩和の縮小)期待が後退したことによる、金利の低下、ドル円の下落を狙ったのですが、うまくいきませんでした。発表時点で完全に織り込まれたようです。
その結果今週のトレードは1回のみで、現在も保有中。現在はマイナス6000円です。本当に値動きがありませんでした。
下の画像は、ドル円の日足チャートです。8月中旬からレンジ相場になっています。
この反省を生かして、次週からは米ドル円など安定した通貨を避け、英ポンドやオーストラリア(豪)ドル、ユーロ円をトレードしていきたいですし、またチャート図のプライスアクションを重視したトレードに戻したいと思います。
自分には、やはりファンダメンタルはすぐに織り込まれるため、あまり参考にならないと思いました。頑張ります。
今週の取引は、マイナス6000円(含み損)でドルを保有中。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
週明けのドル円は8月半ば以来に109円前半に下落しました。9月15日には、日足のボリンジャーバンドの-3σを12月17日ぶりに下抜けることとなりました。依然として、レンジ相場の範囲内ですが、雰囲気は怪しくなっていることが分かります。
一部では、中国の不動産大手である恒大集団のデフォルト懸念により円高が進んでいるとの見方もあるようです。16日には、同社の全社債取引が停止となり格下げ(AA→A)も行われました。すでに、主要債権銀行には9月20日が期限の利払いは実施されない見込みだと伝えられています。今のところ負債は9兆円を超えているそうですが、中国株が大した下落となっていないことから、今のところは頭の片隅に置いているくらいで良いのではないかとみています。
保有する通貨 米ドル
前週からの損益 マイナス6000円
9月10日現在 104万9000円