英ポンド、「売り」でエントリー(慶応義塾大学 トリオネアさん)
9月6日(月)
先週から目線は変わっておらず、直近の高値を超えていくことができずに下落するというシナリオを有力視している。大きく下落する動きを狙っているわけだが、そのためにどこで全力エントリーするかを、ずうっと探している。
最近は大雑把に相場の環境認識をするための検証ばかりしているせいもあって、エントリーの正確な場所が定まっていない。今の時点ではもう少し上に引き付けてからエントリーしていきたいところなのだが、見方によって候補が2~3個もできてしまっている現状である。
9月10日(金)
夜ごろ、下の図1のようにトレンドラインに引っ掛けてくるような動きをしてきたため、1ポンド=152.400円で「売り」でエントリーした。目標は先週から変わらず下の右肩下がり水色ラインまでは持ってみようと考えている。エントリーはもう少し上で狙っていたのだが、下落に乗り遅れるほうが嫌であったので、慌てて飛び乗る形になった。
ぴったり値幅を計って反転ポイントを見られるようになれるまでの道のりはまだまだ遠いということを痛感させられた日になった。
英ポンドを保有して越週。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ドル円のように動きが鈍ってきている英ポンドですが、経済指標を見ると下値を固める数値に見えてきました。8月の英消費者物価指数は前年比3.2%と7月の2.0%から急上昇。事前予想を上回り、小売物価指数や生産者物価指数の上昇も加速しています。
また8月の英雇用統計は、前月比24万800人の雇用増加数と過去最大の増加を記録。求人件数も6~8月に35%増加し、初めて100万件を突破したそうです。EU(欧州連合)離脱やロックダウンの人手不足解消が明らかとなっており、さらに現在一時帰休者向け支援策を受給している160万人が今月末で終了しても、吸収できるとの分析も出ている模様。
イングランド銀行(英国中央銀行)のベイリー総裁は、インフレ高進は一時的との認識を崩してないため、9月23日に開催される英中銀金融政策委員会(MPC)が焦点となるでしょう。市場の注目は、政策金利や債券購入に関する各委員の票割れのため、5対4などと拮抗の結果となれば、英ポンド買いとなる可能性がありそうです。
保有する通貨 英ポンド
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
9月10日現在 110万5075円