みなさん、こんにちは。馬医金満です。
2021年9月14日、日経平均株価が終値で前日比222円73銭高の3万670円10銭をつけました。2月16日に付けたバブル経済崩壊後の最高値(終値)を更新して、1990年8月1日以来、約31年ぶりの高値です。
コロナ禍の今後の感染状況と株価について考えてみました。
「新首相」への期待 株価3万円を維持できる経済政策は?
コロナ禍は人々に自粛生活を余儀なくし、さまざまに経済活動を止めるので、株価にとっては下落要因です。
菅義偉首相の退任の一因にまでなったコロナ感染者数は2週間前をピークに、ここ最近はだいぶ落ち着き始めています。東京都の感染者数でいうと、ピークでは6000人近くいた感染者数が600人前後(9月13日)と、およそ10分の1まで減ってきています。重傷者数も300人から220人ほどと、緩やかに減少してきています。
理由は、やはりワクチン接種が浸透してきたおかげでしょう。高齢者へのワクチン接種がハイペースで進んでいます。また直近の報告によると、外出時の感染可能性を3000倍大きく試算していたということもあり、諸々の要因で感染者数が減ってきているようです。
他国での移動解禁事例を見ていると、日本も9月末をめどに緊急事態宣言を段階的に解除していくのでしょう。次々に変異ウイルスが見つかっていますし、今冬にかけて第6波が来るのかもしれません。予断は許しませんが、ゆるりと経済が動きはじめます。
多くのエコノミストの見立てのように、「ポスト菅」が決まり、新政権が打ち出す経済政策への期待感が現在の株価の高騰を支えています。海外投資家が買っているとの見方がありますが、これを多くの人が実感のある景気回復につなげていくことができれば、3万円台の株価が維持できるのではないでしょうか。甘いかもしれませんが......。(笑)