コロナ禍のレジャーで人気 アウトドアで注目の「スノーピーク」を分析する(北海道大学 とがぴさん)【企業分析バトル】

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49.4倍のPERをどう読むか

   コロナ禍の需要をうまく取り込んだスノーピークですが、今の株価を正当化するには、今後も今の成長率を維持できるかどうかにかかっていると思います。ちなみに、直近の予想PER(株価収益率)は49.4倍と割高感を感じさせる数字になっています。

   企業サイトを覗いてみると、新たな取り組みとしてJR九州と包括連携協定を締結して、九州全域における地域の魅力向上や観光誘致。また、新たなライフバリューの提案を行っていくという発表がありました。

   実際にスノーピークは特急「A列車で行こう」 阿蘇・瀬の本 野遊びツアーというJR九州のツアーパッケージをサポートして、スノーピーク製品を使ったアウトドア体験を提供するようです。

   このように、さまざまな企業や自治体と協力して、スノーピークの製品に触れてもらう機会を増やし、国内のユーザーを新たに獲得する戦略は今後の成長性を維持していくうえで一つの支えになると思いました。このような新規顧客獲得以外にも、体験消費の強化、オペレーションの強化、DXの推進などを通じて今後の成長を目指していくと有価証券報告書に記載されています。

   自分自身アウトドアが大好きで好きですし、スノーピークを応援したい気持ちはやまやまなのですが、PER49.4倍という株価水準をうまく正当化できないため、今回は買いを見送りたいと思います。

スノーピーク(7816)
年初来高値(2021年9月1日)  5750円
年初来安値(2021年1月13日) 1684円
直近の株価(2021年9月7日) 5260円
取得は見送り

北海道大学 とがぴ
北海道大学工学部3年。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに投資を始め、現在は米国株に幅広く投資している。趣味はYouTube鑑賞で米エンゼルスの大谷翔平選手の活躍をハイライトで見るのが毎朝の日課。今まで投資研究会で培ってきた知識や経験を活かせるように頑張ります!
埼玉県出身。
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