北海道大学の上田晃史さんは、英ポンド円取引でプラスを確保。ボラティリティが低かったものの、「ずうっと損失が続いていたので、とりあえずよかったです!」。慶応義塾大学のトリオネアさんも、ジワジワと上昇するポンドに着目。次週以降は「売りを狙っていきたい」という。
明治大学の佐野快人さんは、オーストラリアドル円を売りで、英ポンド円に買いでエントリー。豪ドルは損切り。「慎重になるべきだった」と反省するも、ポンドで巻き返し。しっかり、プラスを確保した。
専修大学のめがねちゃんは、9月3日(金)にユーロ円を売りでエントリー。保有したまま越週した。
利益は出たものの、本音は「もっと......」(北海道大学 上田晃史さん)
◆振り返り(8月30日~9月4日)
今週の取引は上の画像どおりです。すべてポンド円での取引で、なんとかプラスで終えることができました。具体的には3万140円のプラスで、最終残高は105万2274円です! ずうっと損失が続いていたのでとりあえずよかったです!
本音を言うと、もっと利益を出したかったのですが、この週はボラティリティが低かったことが、利益が出なかった要素としてあります。ポンド円は1週間かけて緩やかな上昇トレンドを描き、8月30日と9月4日を比較すると151円から152円への約1円の変動となりました。
現時点で1位の大学とは大きな差が開いてしまっているので、ここからは大きな流れを読みつつ、なるべく最大利益を狙わないと厳しそうです......。(涙)そのため、来週はリスクが高まるのですが大きく変動してくれるとチャンスが増えるのでありがたいです。
◆個別取引について
今週はあまり取引に参加できなかったです。そのため指値を利用した取引をふだんより多く使用したつもりです。プラス4万40円となった取引では、8月26日から28日にかけて、下落↘︎ 上昇↗︎という逆さの山の形のチャートを作っており、8月26日につけた151.591円を31日に越しそうな勢いだったので、順張りする形でロング(買い)ポジションを持ちました。
この時にもなるべく引きつけようと思い、ふだんならインしている価格よりももう少し下のところで指値を置いた結果、うまくいきました。朝起きた時にはOCO取引が執行されていなかったのでとりあえずそのまま様子見することにしました。すると夜にはいい感じに上がってくれたので欲張った地点で指値を置いて利確することができました。本当はチャート見るのが早かったら利益が多くなっていたのですが。(笑)
ちなみに、僕は自己資金でもFXをやっているのですが、そちらはなかなかにいい感じに取引することができています。20%強の利益を出せています。利益を出せている一つの要因はスプレッドが小さいことで、LINE FXの場合だとポンド円は0.5ppsで取引することができます。やはりスプレッドはでかい!!
海外口座を用いるとレバレッジは888倍とかまで掛けることができますがスプレッドも大きいと聞きますので、そうした環境の中でも勝ち続けられている人は本当にすごいなぁと思います。
これからも、がんばります!!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
動きがなかった英ポンドでの利益、おめでとうございます!
全体的にリスクオンの週でしたが、製造業PMIの伸びが鈍化し、5月の65.6で頭打ちになっているところも、英ポンドが伸び悩んでいる原因かもしれません。
また、イングランド銀行(英中央銀行)は来年後半にも引き締めに転じるとみられており、主要国の中では買われる地合いなのですが、目先の材料は「ソーセージ戦争」と呼ばれる対立が英国とEU(欧州連合)間の問題。EU離脱に伴う冷蔵肉製品を、イギリス本土から北アイルランドに出荷できないようにする規制措置の適用を7月から3か月間猶予されているのですが、それも9月末までです。
この状況が好転すれば、英ポンドドルが200日移動平均線を上抜けつつあることからも、買われやすくなりそうです。
前週からの損益 プラス3万440円
9月3日現在 105万2574円
大阪府出身。