リップルを一たん利益確定、すぐに再投資(明治大学 akiさん)
こんにちは。akiです。
今週(8月30日週)の気になったニュースが、24時間でのイーサリアム(ETH)のバーン(暗号資産の一部を永久に使えなくする処理)量が発行量を上回った、というニュースです。ultrasound.moneyの観測データでは、過去24時間のETHバーン量が1万4296ETHと、同じ期間の発行量(採掘量)である1万2956ETHを上回りました。
日本円に換算すると、24時間でネットワークから排除されたイーサリアムは約62億円に相当します。
バーンとは、暗号通貨の供給量を減らす仕組みのこと。市場に流通する株数を減らして1株当たりの価値を高める、株式における「自社株買い」と似ています。市場に出回っている株式を自社のお金を使って買い戻すことで、株の流通量を減らすことができます。
時価総額=株価×発行株式数という式を考えると、時価雄額が変化しない条件下では発行株式数が減少すると、減少した割合の分、株価が上昇します。このようにして、株価が上昇するため、自社株買いは既存の株主にプラスの影響を与えます。
今回取り上げたETHのバーンも同様に、流通するETHの価値を高めることを狙ったものです。ETHは発行上限が定まっていないため、他の暗号通貨とは違い需要に合わせて安定した供給が実現できます。
一方で上限がないからといって、むやみやたらに発行すれば価値が下がってしまいます。そこで、価値の低下を防ぐために行われているのがバーンというわけです。
今回のニュースでは、バーン量が供給量を上回ったとありましたが、これはバーン機能が実装された8月5日以降初めてのことです。1日当たりですが、流通量を減らすほうへと舵を切ったことで、将来的な価値を見込で購入する1つの通貨になったのではないでしょうか。
◆ 今週の取引
先週の取引で購入した5500円分(約43XRP)のXRPを、40XRP売却し、日本円で5700円になりました。
売却後、すぐにチャートが上昇傾向にあったため、追加で1000円分のXRPを購入しました。
総資産は、1万1839円(内訳は、追加購入分のXRPで1631円の含み益。日本円で1万200円)
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
今、最もイーサリアム(ETH)の価格変動に影響を与えている指標はバーンペースでしょう。
過去平均では4.5ETH/minですが、1週間では7.3ETH/min、過去24時間では9.84ETH/min。この30日間で、イーサリアム売買代金は大きく変わっていませんので、その分買い圧力となり価格が上昇するワケです。
ETHは約15秒間で2ETHがマイニングされるため、1日におよそ1万1520ETHが発行されることになります。この量をついに上回るペースでバーンされており、なおもそのペースは上昇しています。ETHが大量に利用されているNFTマーケット最大手のOpenSeaは9月にさらに拡大しています。9月9日に大きく急落したイーサリアムですが、このバーンペースが維持されている限り堅調な動きが続きそうです。
保有する暗号通貨 リップル(XRP)
前週からの損益 プラス844円
9月3日現在 1万1839円
◆ 多忙のため、取引をお休みしました(慶応義塾大学 1028さん)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
9月3日現在 1万7円
◆ 大学対抗 1万円からはじめる暗号通貨バトルのルール学生投資連合USIC
・元本は1万円です。
・投資する暗号通貨の選定は自由です。ただし、国内で購入できる暗号通貨に限ります。
・レバレッジは、かけられません。
・20%を超えて下げた場合は、強制的に取引を停止(ロスカット)します。
・元本割れは1回まで。リベンジ(再投資)可能ですが、2度、資産(合計で2万円分)を失った場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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