【4本目】東証1部に上場する産業廃棄物処理の「ダイセキ」(9793)は、以前からチャートの形が綺麗だったので目をつけていました。
今回、少し株価が落ちているので、ここで買いを入れたいと思います。
ESG企業としても魅力的なダイセキ
ダイセキは産業廃棄物中間処理を主な事業として行っており、廃油処理・リサイクル、廃水処理・リサイクル、汚泥処理・リサイクルなどを手掛けています。
受託取引の大まかな流れは、お客様の廃棄物が処理可能か分析する → 処理可能であれば契約を行い、収集・運搬、処理・リサイクルを行う―― という形になります。たとえば、廃油処理を行うと廃油は燃料になり、廃水は金属滓になり、汚泥はセメント材料に生まれ変わります。
ダイセキは、産業廃棄物を排出するメーカーと、リサイクルした材料が欲しいメーカーの掛橋になっているのです。
ちなみに、廃棄物のリサイクル率は90%を超えており、再資源化という観点で非常に優れた技術を持っています。また、全事業所で「燃焼炉」を持っていないなど、自社でもESG(環境、社会、ガバナンス)の取り組みに積極的です。
今後は子会社のダイセキ環境ソリューションとの連携を強化し、土壌汚染調査・処理、環境分析、ゼロ・エミッション支援、処理装置の販売等の、企業の環境に対するトータル・プランナーとしての能力を高め、グループとしての事業を拡大していくそうです。
堅調な業績と「美しい」株価チャート
国内における産業廃棄物中間処理の需要は安定して推移しているので、ダイセキの業績も変動が少ない安定した決算内容のことが多いです。
しかし、業績は横バイになるというよりも、2012年2月期の通期決算からじわじわと売上高=上のグラフ参照=を伸ばしており、営業利益、純利益ともに右肩上がりの成長をしています=下のグラフ参照。安定的な業績と成長性を兼ね備えた非常に優れた銘柄だと考えています。
またダイセキの株価は、年初来から高値を更新し続けており、かなり底堅いチャートをしています。2021年8月10日辺りから徐々に株価が下がり始めているのですが、いつものように株価は元に戻ると思います。
以上の投資判断から、8月18日終値でダイセキを100株購入したいと思います。
ダイセキ(9793)
年初来高値(2021年9月6日) 4810円
年初来安値(2021年1月4日) 2468円
購入時の株価(2021年8月18日)4141円67銭
購入株数 100株
※ 2021年8月30日株式分割を実施(1株→1.2株)