ルネサスエレクトロニクスなら「素人は時間で勝つ!」を実感できるかも!?【格言で買う株式投資】

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   株式投資の未経験者はよく、「素人の個人投資家がプロの機関投資家に挑んでも勝てるわけない」という。たしかに、一見そう思えるが、「素人がプロに勝てるのは時間である」という投資格言がある。

   インターネットの「投資用語集 2021」によると、

「機関投資家らは決算期や投資家への説明責任があるので、相場がどのような局面であっても一定の時間の制約の中で結果を出すことが求められている。それに対して個人投資家は『時間』という制約がないので、相場を休むといった判断やこれと思った銘柄には時間をかけて投資するといった戦略をとることが可能といえる。そこで、時間に関する利点をうまく使うことで、投資のプロにも伍していくことができる」

という意味の格言と記されている。

  • 世界中が半導体不足に陥っている(写真はイメージ)
    世界中が半導体不足に陥っている(写真はイメージ)
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台湾・TSMCに接近! 半導体確保へ動き加速

   格言のとおり、個人投資家の強みはこの「時間の制約がないこと」だと思う。この考え方をベースに、「長期投資」」により、安いところで株式を買い、利の乗ったところでの売却してきた。筆者は現在、21銘柄(1万2000株)保有しているが、最近の市場のテーマである半導体銘柄がないので、今回12万円前後で買える「ルネサスエレクトロニクス」を取得することにした。

   半導体不足を期に、「サプライチェーン」が主要国で大きな問題となっている。米国は、サプライチェーンを米国内につくるため、半導体受託生産の最大手で、台湾の「TSMC(台湾積体電路製造)」の製造工場を誘致に動いた。

   現在、台湾企業(主要4社)は、世界の半導体生産(受託分)の6割を担っているという。そのTSMCを含む台湾企業(主要4社)の出した答えは、設備投資の9割を国内で、海外は米国アリゾナ工場と、中国・南京市の2か所。しかも中国は既存工場の生産能力増強だった。

   5月21日、ホワイトハウスで行われた米韓首脳会談で、韓国企業の対米投資4兆円が発表されている。最大の目玉はサムスンの半導体新工場の建設になる。

   現時点でTSMCと米インテルで、米国内での半導体工場の建設計画を進めるが、これに韓国の半導体大手、サムスンが加わることで「半導体ビッグ3」による対米投資が出そろうことになり、米政府が目指す国内生産回帰に弾みがつくこととなる。

   その一方で、日本でもTSMCが積層構造半導体「3DIC」の研究開発拠点「TSMCジャパン3DIC研究開発センター」(茨城県つくば市)を設立。報道によると、7月に開かれた投資家向けカンファレンスコールで、グローバルの生産拠点での投資計画に触れ、日本での半導体工場の建設も視野に入れていることを明らかにしたという。半導体不足の解消に向けて、国内でも動きが活発化してきたのだ。

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