50代、「残業は当たり前」 昭和脳から抜け出す方法【ひろ子ママの教訓 その70】

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「やらないこと」を決める

   Tさんもまずは、「残業は当たり前」という昭和脳から抜け出すためには、やるべきことについて考えるのではなく、「やらないこと」を決めることから始めましょう。

   たとえば......。

・20時以降は返信をしない
・20時以降はパソコンを閉じる

   やってみると、最初は「やらない」ことに罪悪感を感じてスッキリしないと思います。しかし、昭和脳から抜け出すにはやってみないと変わりません。上司は「働き方改革」を推進する立場でもあると思いますので、「20時以降は本当に緊急の要件しか返信しない」と部下にも伝えて、部署全体に浸透させていくのもTさんの責任です。

   「残業しない代わりに、仕事が残っていても仕方がない」というわけではありません。残業しなくても、従来の仕事を完了させると考えるのです。

   たとえば1日にやるべきことをリスト化することで、「次は何の仕事をしようかな」「あれ? 何か頼まれていた仕事があったけどなんだったけ?」と考える時間が省けます。考えるという時間のロスを防ぐことで、その時間で一つ仕事が片付いてしまうこともあるかもしれませんよね。

   また、やることリストを完了させることで、仕事が片付いたという達成感を味わうことができます。「遅くまで頑張って仕事をしなきゃ」という苦しさよりも、「早く仕事を終わらすことができた」という達成感の方が精神的にも良いですよね。

   Tさん「残業は当たり前」という昭和脳から抜け出すためには、「頑張ることに対する」依存から抜け出して、時間内にやり切ったという達成感をぜひ目指してみましょう。(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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