細かくコツコツ利益積み上げ!(一橋大学 ボンゴレさん)
メキシコペソを再び買うタイミングに迷っていましたが、細かく利益を狙ってみようと思い、活発に取引をする週(8月23日週)となりました。米株式市場の上昇を受けて投資家のリスク回避傾向が薄まったことと、ドル相場が下落したことでドル建て取引のWIT(ウェスト・テキサス・インターミディエイト=原油先物価格)に割安感が生まれ、米ニューヨーク原油先物相場が前週より上昇したこともメキシコペソで取引をしようと思った理由です。
(1)1メキシコペソ=5.4円で10万通貨分買い、1メキシコペソ=5.405円、5.415円でそれぞれ5万通貨分売り、(2)1メキシコペソ=5.41円で5万通貨分を買い、5.425円で売り、(3)1メキシコペソ=5.42円で5万通貨分を買い、5.44円で売り、合計2万7500円の決済益を得ました(使用していたデモ取引のサイトが期限切れとなり、メモし忘れていたスワップポイントは計上できていません)。
前週の記事でアドバイスいただいたように、メキシコの経常収支が市場予想を超えていたことから、ペソ安の流れが変わってきているとの見方も入れつつ、来週も取引していきます。
今週はメキシコペソのみ取引をしていましたが、他に注目していたのは8月27日の米ジャクソンホール会議でのFRB(米連邦準備制度理事会)、パウエル議長の発言です。年内テーパリング(量的緩和の縮小)を公言したものの、資産購入の縮小と利上げとが直接関連しないとも言及され、早期の利上げはないと市場に安心感が広まったのかなと思います。
新興国では、すでにテーパリングや利上げが広がっていますが、米国金利の上昇観測が強まれば、新興国通貨は下落する恐れがあるので、気を付けてニュースを見ていきたいです。
前週からの損益は、プラス2万7500円です。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
メキシコペソで短期売買に切り替えられたことに驚きましたが、強い動きに変わってきておりトレード妙味がある通貨ペアでしょう。ハリケーン「アイダ」の影響が原油高を招いており、メキシコペソの買い材料となっています。
さらに、メキシコ中銀が今年の経済見通しを6.2%とこれまでの6.0%から上方修正。また第4四半期のインフレ見通しも5.7%とこれまでの4.8%から大きく引き上げました。今後の金融引き締め期待が高まり、メキシコペソは買いやすい状況となっています。
前週からの損益 プラス2万7500円
8月27日現在 117万8800円
神奈川県出身。
◆ 今週は多忙のため取引できなかった(同志社大学 FOXさん)
ファンダメンタル的には米ジャクソンホール会議があった。会議前に米国要人のタカ派発言が目立ち、ドルが強くなったが、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が、いつもどおりのハト派発言をして、ドルは戻る形となった。来週はしっかりトレード頑張りたい。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
8月27日現在 108万3080円
福岡県出身。
◆100万円増額計画 FX大学対抗戦のルール学生投資連合USIC
・元本100万円のデモトレードです。
・通貨ペアはクロス円取引とします。
・レバレッジは25倍を上限(法令に基づく上限)とします。
・取引の過程で資産が「ゼロ」(元本割れ)になった場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
http://usic2008.com/