きょうは、50代のSさんです。
「現在、飲食業界に勤務していますが、このコロナ禍で、大きく影響を受けています。出勤日数も減っているので社員といえども、給料が減っています。そこで給料の補填をしようと、空いている時間に流行りのギグワーク、配達代行をやってみましたが、この歳で夏の暑さは結構つらいですし、雨の日は大変ですし......。長く続けるのは難しいなと思いました」
オジさんだってギグワークできる!
「ギグワーク」とは英語のgig(ギグ)とwork(ワーク)を合わせた造語です。スキマ時間に行うことができる「単発」の仕事として、耳にする機会も増えたでしょう。なんと、このコロナ禍をきっかけに、日本国内で100万人も増えているそうで、流行りの働き方です。
コロナ禍で、Sさんのように勤務時間が減って、お給料が減った分を補おうと、また一方で会社の副業解禁の流れが後押ししてギグワークを始める方も増えていますね。そして、なかには「体力的にきつかった」という仕事もあるでしょう。
でも、始めようと思ったら、仕事はネットで検索できますし、オンラインで採用面談もできますし、ホント便利な時代です。Sさんだってギグワークをスタートさせましたもんね。おじさんだってギグワークできてしまうんです。
でも、Sさん。実際にギグワークを始めてみて、どう感じますか?
「簡単に仕事を探せるのはすごいと思います。ただ、この仕事が今後のキャリアに何かプラスになるか? と考えたら、想像ができません。一時的なつなぎの仕事だったら、お金のためだと割り切れますが、この先、通常の勤務にいつ戻るかもわからないので、仕事内容も考えていかないといけないかなと思います」(Sさん)
なるほど。まず、Sさんは今のところは本業が優先なので、体力的にも気持ち的にも無理しないようにしたほうがいいようですね。