年収500万円の夫から「働いてくれ」と頼まれた女性、「専業主婦を続けたい」は「贅沢」なのか? 専門家に聞いた

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「今の時代、専業主婦という考え方がおかしい」

専業主婦だけど、夫に家事も手伝ってほしい(写真はイメージ)
専業主婦だけど、夫に家事も手伝ってほしい(写真はイメージ)
「ご主人の年収で専業主婦を養うというのが、そもそも無理。節約は心が貧しくなります。あなたが専業主婦をするために、お子さんに、他の子がしている習い事も流行りのおもちゃも我慢させますか。いまから就業して仕事を細く長く続けていれば、スキルもできて有事の際も対応できますよ。この時代、専業主婦はもはや贅沢なのです」

   外で働くのが嫌なら、在宅ワークを選んだら、というアドバイスもあった。

「現在の世の中を考えると、中小企業勤務のご主人1馬力で、一生専業主婦でいられるほど、安泰ではないですよ。ごく一部の勝ち組、年収1200万円とか、1500万円以上のご主人でないと、家で茶道や華道の先生をして奥様業をしているという専業主婦はいないと思います。いずれ、働きに出るようになると思います。外で働くのがつらいのなら、在宅ワークとか内職とかでもすればいいでしょう。家庭でお惣菜ができる人なら、スーパーの総菜部で働いて、料理の腕をあげることができます。私自身、スーパーのインストアで働いた経験がありますが、修行だと思えば、どんな厳しい指導でも付いていけるし、家事の腕は上がります。私自身夕飯の支度は、30分間で4品ぐらいおかずができます」

   専業主婦は、学校のPTA役員を押しつけられたりして、何かと不利だという指摘もあった。

「これから子どもは何人作るのですか。その学費はどうするのですか。また、幼稚園、小学校、中学校の役員選出も、専業主婦が一番ターゲットにされますよ。お子さんが幼稚園に行く頃になったら、周囲のママ友もセレブさんか下の子育児や親の介護で忙しい人しか専業主婦はおらず、平日外に出ても老人しかおらず、つまらなくなったり周囲との経済格差に焦ったりで、結局パートを始めそうな気がします」

   ごく少数だが、「ひとりっ子なら大丈夫。専業主婦を頑張って続けては」「節約していることをアピールしましょう」といった応援エールもあった。

「共働きが増えていますが、子どもにとっては専業主婦が理想だと思います。共働きせざる得ない主婦は、お金、お金と言っていますが、シングルマザーの老後の生活保護受給者は多いですよ。平凡な母親が働いたところで、お金も家庭も壊す可能性が高いと思っていますし、お金で子どもが幸せに育つなら離婚率は下がるのでは?」
「その節約でお子さんの学費の心配がないことを数字でプレゼンできれば大丈夫。何となく節約になっているでは弱いですね」
「保育園に預けて少し働くぐらいなら、返ってマイナスになる可能性もあります。子どもが親から離されるのに、家計的に変わらないのなら何の意味ありません。旦那にそれでも働いてほしいと言われたなら、『そんな仕事があるなら見つけてきて!』と言いましょう。そして、旦那に家事育児をさせましょう。学費が2倍になるA子の双子と兄弟は全然違います。A子に相談して、A子旦那が家事をどれくらいしているか、言ってもらったほうがいい。ムカつく旦那ですね。頑張って」
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