ユーロ円でガッチリ!(明治大学 佐藤諒さん)
先週(8月9日週)の記事に、「次週はアメリカのテーパリング情報を気にしながらEUR/JPY(ユーロ円)のショートを狙っていきたいと思います」と記載したとおり、16日(月)からEUR/JPY(ユーロ円)を売りました。
2日間くらい持って初めて陽線(青)が出たタイミングで決済しました。英ポンド円やカナダドル円、オーストラリア(豪)ドル円はもっと下落しており、そちらをトレードしたほうが、効率が良かったので最高のトレードではなかったと思います。
下の画像はEUR/JPY(ユーロ円)の4時間足チャートです。
一方、いよいよテーパリング(量的緩和の段階的縮小)の議論が煮詰まってきた頃だと思います。景気回復を見込んだものですが直近3か月では米国長期金利は下落しており景気のピークアウトを予想している?と思いました。
また市場はほとんど織り込んでいると思うので、いざテーパリング宣言が行われても影響は一時的なものになると思います。
今週(8月16日週)の取引は2回。週末に見返すと「ここ取れたな~」と思う部分が多く感じられました。一つ目は、EUR/JPY(ユーロ円)の売りです。先週から狙っていたので、成功して良かったです。この取引でプラス6万5000円でした。
二つ目はGBP/JPY(ポンド円)の売りです。この取引はロスカットに終わってしまいました。結果的に大きく下落しているので悔しい取引になりました。チャートを開いたときにポジションを急いで持ってしまったので、しっかりとトレンドラインまで引きつけてから取引したいと思います。
機会損失も痛いですが、急いだ結果損失で終わってしまってはダメです。この取引でマイナス5000万円になりました。
来週は、今週大きく下落した通貨の反発を狙っていきたいと思います。候補としてはポンド円やユーロ円です。豪ドル円は下落しすぎて、買いでエントリーするのは怖いです。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
テーパリング(量的緩和の段階的縮小)開始の影響は限定的ということですが、筆者の周りでも10月開始とならない限り、株式市場は下げても数日程度。10月でも10%も下落しないのではないかと予想している人が多いようです。それだけ、インフレ率や雇用などの経済指標は良く、リスクは感染拡大とサプライチェーンリスク。つまり、金融緩和ではどうしようもない部分ということになります。
株式市場が高止まりしていることには、オプションの売りが大量に出ているというコメントを見かけました。これらのデリバティブ取引があるために、どこかの節目を割り込みストップロスをトリガーした際には「謎の急落」が起きる可能性も頭に入れておきたいところです。
前週からの損益 プラス6万円
8月20日現在 101万5000円