慶大が米ドルで、明大はユーロ円でガッチリ! 一橋大はメキシコペソで躓く(第13節)【FX大学対抗戦 Bグループ】

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波乱含みの1週間もしっかり利益を確保(慶応義塾大学 2Gさん)

   FX大学対抗戦13週目。先週は体調がすぐれず、休みをいただいたが今週(8月16日週)からまた励もうと思う。今週は何とか利益を出すことができた。米ドルを109.679円で買い、110.047円で売ったので、5万4900円のプラスだ。

   市場全体が警戒ムードなのでドル高、円高に挟まれなかなか難しくはあったが切り抜けられて良かった。今回も、今週の流れと今後の動きについて整理する。

◆ 今週(8月16日週)の流れ
   16日からの週は、波乱含みの1週間だった。一連の米経済統計が弱い内容となったことや、米FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録後に、再び早期の債券購入ペース縮小の見方が広がったことなどが、リスク回避の動きを強めている。中国での規制強化や景気鈍化の見方も懸念材料となっていた。

   株式市場や商品市場に売り圧力が広がった。為替市場ではリスク警戒型の米ドル買い圧力が広がっており、ドル指数は年初来高値水準を更新した。世界の景気動向に敏感に反応する新興国通貨や資源国通貨グループに売り圧力が強まっている。その中で、ドル円はドル高と円高に挟まれて109円台から110円台での振り幅。週末にかけては円高圧力が勝っており、109円台で取引されている。

◆ 今後の動き
   26~28日にかけてカンザスシティ連銀が主催する経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が、ワイオミング州の景勝地ジャクソンホールで行われる。毎年、世界中の中銀総裁、著名な経済学者などが集まることで知られ、市場の注目を集めている。

   注目は今後のテーパリング(量的緩和の段階的縮小)開始についての示唆があるかどうかだ。米国の消費者物価指数が3か月連続で前年比5%台となるなど、インフレの進行が目立つ中、雇用市場が順調な回復を見せていることで、FOMCメンバーからも引き締め志向が強まっている。

   ただ、一時に比べると期待感は後退しているようにも思う。デルタ株による新型コロナウイルスの感染拡大が深刻となっていることが大きな要因として挙げられる。

   前向き姿勢が示されるとドル買い。慎重姿勢を維持するとドル売りという流れとなると考えられる。慎重姿勢を維持した場合、一部のFOMCメンバーが期待する9月の開始決定は難しく、早くても9月のFOMCで示唆、11月か12月に正式決定。実施は年明け頃といったスケジュールとなりそうだ。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
8月19日のトヨタショックに触れておきましょう。トヨタが半導体不足から9月生産を4割引き下げると発表しました。車載部品の品薄問題が深刻化してい模様で、フォルクスワーゲンや日産なども減産するようです。
米ゴールドマン・サックスも、コロナに対するさまざまな制限措置やアジア地域の感染拡大がグローバルサプライチェーンリスクとなり、今年の米GDP(国内総生産)成長率を7%から6%に下方修正しています。このリスクは、半導体などの一部製品の値段を押し上げる一方で、生産活動が低下しGDPを押し下げるスタグフレーションにつながります。当然、株式市場にはマイナスとなるため、このあたりをジャクソンホール会議で中央銀行総裁が言及するのかどうか、またどのような見解なのかが今後の相場を占うヒントなるかもしれません。

前週からの損益  プラス5万4900円
8月20日現在     111万4000円

慶応義塾大学 2G
慶応義塾大学 2G
慶応義塾大学商学部2年。FXは高校生の頃に少し触ったが、損失が膨らみ休止。今回のFX大学対抗戦を機に学び直し、利益を出せるように励んでいきたい。

※ お詫びと訂正
慶応義塾大学2Gさんの8月13日現在(第12節)の記事と表にある総資産合計に誤りがありました。正しくは、105万9100円です。お詫びして訂正いたします。

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