そのサブスク、使っていますか?
ファイナンシャルプランナーの清水香さんは、
「コロナ禍で、どの家計も何らかの影響を受けています。足元の家計を見直し、なかでも、誰にでもできて、効果が実感しやすいのが固定費の見直しです。今回の調査の中で、効果が大きいのは携帯通信費の見直しです。家計に与える影響は非常に大きく、いまや生活インフラとなったスマートフォンは新たな固定費です。しかし、格安プランも出そろい、コストを抑える選択が可能です。
またサブスクリプションサービスも、コーヒーから家具に至るまで、あらゆるものがサブスク化していますから、それぞれは低単価でも、多数になれば負担がかさみます。サービスの有無すら忘れがち。『欲しいかどうか』より『要・不要』を軸に見直すとよいでしょう」
と、アドバイスする。
損害保険については、代理店型から、保険料が抑えられるダイレクト型への切り替えのほか、一つひとつの補償を束ねて選びやすいパッケージ型よりも、必要な補償を確保しつつ必要性の低い補償を削ることができるアラカルト型への見直しもあり、と指摘する。ただ、近年は自然災害の増加で火災保険料が値上がりしている。
なお調査は、2021年6月30日?7月8日に実施。全国の20代~60代の持ち家世帯の男女が対象。サンプル数は1000人。