気になる中国の動き(明治大学 akiさん)
こんにちは。akiです。
今週(8月9日週)の気になったニュースは、「中国の採掘業者が壊滅へ ビットコイン全面禁止令発布」という記事です。
暗号資産の運営には、マイニング(採掘)という作業が必要だ。マイニングによって暗号通貨を保護しつつ、新しい暗号通貨を生み出すことができる。中国の習近平政権はマイニングの全面禁止令を出した。
中国はこれまで暗号通貨のマイニングに国を挙げて取り組んでいた。暗号通貨の運営に必要なマイニングには、大規模なマイニング用コンピュータに加えて大量の電力が必要になる。
2017年頃から水力発電所や新疆ウイグル自治区の火力発電所付近には採掘拠点が建設されるなど、その規模は世界全体のコインを生み出す能力の4分の3を占めるほどだった。しかし、ビットコインの採掘を賄う規模の電力を作るためには、それ相応の温室効果ガスが必要だ。中国では60年までに温室効果ガスの排出量ゼロを掲げているため、採掘事業者にとって風当たりが強くなっていた。
さらに今回、デジタル人民元の世界的な普及を狙い、競合としての暗号通貨を抑え込む方針を取った。今年5月から、たびたび中国政府は国内取引を規制してきたが、採掘事業の禁止令を出したのは初めてのことだ。中国外に採掘拠点を移した事業者はビットコイン運営に影響を及ぼすことには変わらないだろうが、最盛期の影響力には及ばないだろう。
今週は取引を見送った。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
デジタル人民元は、本格リリースまであとわずかに迫っているようです。人口1630万人の四川省成都では、1200万人民元(約2億円)のデジタル人民元の公共交通パックを合計10万個(1パック約2000円相当)、配布する予定だそうです。このキャンペーンは、成都市人民政府と中国人民銀行成都支店が共同開催。キャンペーンの抽選に当たった人は、メトロやバスで利用できるデジタル人民元を利用できるそうです。
日本に置き換えるとSuicaではなく、日本円をデビットカードのように利用できるというイメージです。目先の暗号通貨市場は目立った材料がないですが、マイニングを禁止した中国から出てくる次のニュースは明るいものになりそうです。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
8月13日現在 9325円
◆ 多忙のため、取引できませんでした(慶應義塾大学 1028)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
8月13日現在 1万7円
◆ 大学対抗 1万円からはじめる暗号通貨バトルのルール学生投資連合USIC
・元本は1万円です。
・投資する暗号通貨の選定は自由です。ただし、国内で購入できる暗号通貨に限ります。
・レバレッジは、かけられません。
・20%を超えて下げた場合は、強制的に取引を停止(ロスカット)します。
・元本割れは1回まで。リベンジ(再投資)可能ですが、2度、資産(合計で2万円分)を失った場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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