スポーツ選手から50代のビジネスマンが学ぶこと【ひろ子ママの教訓 その67】

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   東京オリンピックが終わりましたね。「静寂と熱狂」......。今回のオリンピックはいろんな意味で特別でしたし、感動しましたよね。

   きょうは、50代のOさんがお見えです。

「オリンピックでは『感謝』という言葉を多く耳にしましたが、ふだん過ごしていると目の前にあることが『当たり前』になっていることが多く、感謝することが減っているなと感じます。スポーツ選手から、たくさん学ぶことがありましたよ」
  • 50代のビジネスマンがスポーツマンから学ぶこと
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「当たり前」が増えると「感謝」が減る

   オリンピックのインタビューを見ていると、「メダルをとったスゴイ人」なのに、出てくる言葉は「ありがとう」「感謝」の言葉。特に今回のオリンピックは開催までに5年かかったことを含め、コロナ禍での開催だったため、「開催してくださって、ありがとうございました」「多くの人に支えられて感謝しています」という言葉が多く、すごく謙虚な印象でした。

   「感謝」はビジネスにおいても大事なことです。しかしビジネスの世界では、立場が上がったり、偉くなったりしていくと、「自分は偉い」と勘違いしてしまって、上からモノを言ったり、マウンティングしてしまったり、謙虚さが足りない人もいれば、通り越して無礼な人もいたりします。「感謝」を忘れやすくなってしまうのです。

   目の前の成果は自分のおかげだとなってしまい、「誰かのおかげだ」なんて思わなくなってしまうのでしょう。もちろん、すべての人がそうではありませんが、目の前にあることが「当たり前」になってしまうと「感謝」が減ってしまうことには気をつけたいですね。

   スポーツ選手の試合中の態度や、インタビューの発言などを見て、「強くて、性格もよい」と、さらにファンになった人も多いのではないでしょうか。謙虚な態度は人を惹きつけますよね。これは、ビジネスでも同じです。

(1)仕事はできるけど、性格はイマイチ
(2)仕事もできて、性格も思いやりがある

   この二つだと、Oさんが一緒に仕事したいと思うのは、どちらですか?

   「それは、2の人ですよね」

   そうですよね。「この人についていきたい」「この人のためになら頑張りたい」となるはずですよね。

   上司と部下の関係性もそうですし、Oさんは部下との関係はいかがでしょうか。部下は上司の振る舞いを見て学ぶことも多いと思います。日ごろから、周りとしっかりコミュニケーションを取っていたり、フォローしていたりすると、いざとなった時にサポートしてくれることもあるでしょう。

   役職が上がることで、気持ちや態度が大きくなりがちですが、より謙虚になることが大切ですよね。

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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