東京株式市場の日経平均株価は、上値が重い。連日のように史上最高値を更新する米ニューヨーク(NY)株式市場のダウ平均株価や国内企業の決算発表も予想以上に好調だった半面、過去最多を記録する新型コロナウイルスの新規感染者数が、その原因だ。
ドル円相場も同様。米国景気の回復次第でドルが買われたり、売られたり。新型コロナウイルスの感染拡大が重石になっている状況は変わらない。
どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!
東京株式市場 株価大きく崩れる状況にないかも...
日経平均株価予想レンジ:2万7600円~2万8700円
2021年8月13日(金)終値 2万7977円15銭
今週の東京株式市場の日経平均株価は、レンジ内の取引か。
前週の日経平均株価は、上昇した。連日、史上最高値を更新する米ニューヨーク(NY)株式市場のダウ平均株価を好感して、予想以上に好調だった企業決算が買い材料となった。ただ、2万8000円を超えた水準には、戻り売りが待ち構えており、上値は重かった。
今週の日経平均株価は、レンジ内の取引となりそうだ。NYダウ平均の上昇、企業決算の好調さという好環境はあるものの、企業決算はすでにピークを過ぎた。
半面、新型コロナウイルスの変異種デルタ株による感染拡大が続いており、菅義偉内閣の支持率が急速に低下するなど政局不安も浮上している。相場が大きく崩れるような状況にはないものの、戻り売りが待ち構えており、上値も重い状況だ。