【2本目】暑さも厳しくなってきたこの頃。みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
なかなかまとまった時間が取れず1か月ほど執筆が滞っていました。前回の記事で買いを入れたサイバーエージェントが好決算にもかかわらず株価が暴落。株式市場の難しさを痛感しています。
さて、今回は「脱炭素」という点に注目して銘柄を選定しました。「国策に売りなし」という格言があるように、「脱炭素」は世界的にも取り組まれています。そこで注目したのが、東証一部上場企業である「三井金属」です。非鉄大手。銅箔は世界首位級の企業です。
今回の決算後日経JPX400の構成銘柄に採用!
「JPX日経400」とは、JPXグループ(日本取引所グループおよび東京証券取引所)と日本経済新聞社が、2014年1月6日から公表を始めた新たな株価指数「JPX日経インデックス400」のこと。資本の効率的活用や株主を意識した経営など、グローバルな投資基準に求められる諸要件を満たす「投資者にとって投資魅力の高い会社」400社から構成されます。
東証に上場する全銘柄から、過去3期以内に債務超過や営業赤字がないことや、3年平均ROE(株主資本利益率)などの基準をもとに銘柄を選定。企業健全さ、将来性を見込んで採用された、信頼できる銘柄とされます。
「三井金属」は、今回の決算後に、そのJPX日経400の構成銘柄に採用されたのです。
◆ 「脱炭素」のカギに!?全固体電池とは「脱炭素」――。みなさん、このフレーズを一度は聞いたことがあるでしょう。気候変動対策の一環として取り組まれている「脱炭素」。これに大きな期待をされている部品があります。それが、「全固体電池」です。
参考リンク:【自動車用語辞典:電動部品「全固体電池」】電解液を固体電解質に置き換えた次世代の2次電池 | clicccar.com
現在、車載用電池の主流は、電解質に有機電解液を用いるリチウムイオン電池(LIB)です。正極にはコバルトやニッケルなどの金属と複合したリチウム金属酸化物、負極には炭素やその合金などが主に用いられます。
一方、全固体電池は、有機電解液の代わりに無機固体電解質を使います。正極はニッケルや硫黄など、負極は炭素のほか金属リチウムやシリコンなどを使う。蓄電容量を増やせるため、1回の充電で走行できる航続距離を現状の400キロメートル程度から700キロメートル以上に伸ばせるうえ、急速充電時間も短縮できるのです。
全固体電池は電解質が固体で、難燃性、耐熱性に優れることも大きな利点だ。LIBは通常、電解質に可燃性の有機電解液を使うため80℃以上で発火する危険性があり、電池パックに冷却システムを備える必要がある。これに対して全固体電池の固体電解質は200℃でも燃えにくく、150℃の高温にも耐えられる。冷却システムが不要なため小型化でき、より多くの電池パックを搭載できることから航続距離をさらに伸ばせる可能性がある。
参考リンク:「カーボンニュートラル技術解説【全固体電池】EV戦争の台風の目に」(日本経済新聞 2021年6月10日付 ESGカーボンニュートラル技術解説)
この全個体電池の実用化を2020年以降と早い時期に三井金属は設定している。ESG投資という面からみても非常に優れていることがわかる。
以上のことから、今回は三井金属を2021年8月6日の終値3085円で600株購入する。前回の損失を取り戻すために少し賭けの要素は強いが、思い切って買う。
三井金属(5706)
年初来高値(2021年1月13日) 4165円
年初来安値(2021年6月21日) 2930円
購入時の株価(2021年8月6日) 3085円
購入株数 600株