親の操作を見て、パスワードを覚えた
子どもたちの中には、
「親が操作するところを見て、パスワードを覚えて課金した」
「親のクレジットカードを持ち出して課金した」
というケースも少なくない。
また、家庭用ゲーム機では、親と子どものアカウントを別々につくり、親が子どものアカウントを管理・保護することを原則とするところが多いが、子どもがこっそり親のパスワードを知り、親のアカウントを使うトラブルが多い。
親に気づかれないように課金する方法が、ウェブサイトや動画にあふれているのだ。しかも、子どもたちには勝手に大金を使っているという罪悪感があまりない。
国民生活センターでは、
「子どもは同じゲームで一緒に遊んでいる友だちと比較して、自分も有料アイテムを手に入れたいという心理が働くことがあります。オンラインゲームで課金する場合のルールを家族で話し合いましょう。また、オンラインゲームの中には、保護者のアカウントで子どもに利用させず、子どものアカウントを管理、保護できるようにする『ペアレンタルコントロール』システムがあるところが多いので、利用しましょう」
と呼びかけている。
(福田和郎)