東京五輪が閉会、市場のテーマは追加経済対策と解散総選挙へ(8月10日~13日)【株と為替 今週のねらい目】

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   コロナ禍での東京オリンピックが2021年8月8日、閉会した。日本選手のメダルラッシュに沸いたものの、一方で変異株の感染拡大が猛威を振るい、株式市場には警戒感が広がっている。ドル円相場も、コロナ禍が米国景気の先行き見通しを左右。ドルは乱高下した。

   24日からはパラリンピックが開幕するが、市場のテーマは五輪後の追加経済対策と解散総選挙に移っていく可能性が高い。

   どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!

  • 東京オリンピックが閉会、市場に強まる政治色(写真は、新国立競技場)
    東京オリンピックが閉会、市場に強まる政治色(写真は、新国立競技場)
  • 東京オリンピックが閉会、市場に強まる政治色(写真は、新国立競技場)

東京株式市場 企業決算が好調

日経平均株価予想レンジ:2万7500円~2万8500円

2021年8月6日(金)終値 2万7820円04銭

   今週の東京株式市場の日経平均株価は、底堅い動きか。

   前週の日経平均株価は、反発した。本格化する企業決算が好調な滑り出しとなっていることが好感された。ただ、新型コロナウイルスの変異種デルタ株を中心に感染拡大に歯止めがかからないことが警戒感となり、日経平均株価は2万7000円台後半では上値の重い展開が続いた。

   今週の日経平均株価は、底堅い動きか。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、日経平均の上値が重くなっているものの、本格化を迎えた企業決算で好調な結果が個別物色につながり、日経平均株価の下値を支えている。

   東京オリンピックが閉会したことで、市場のテーマは追加経済対策と解散総選挙の動向という政治色の強いものに移っていく可能性が高い。これらに関連した情報には注意が必要だろう。

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