きょうは50代のTさんです。転職活動されていましたが、きょうはうれしいご報告ってことですね!
「今回初めての転職活動で、先日内定をいただきました。いわゆる大企業から中小企業への転職になりますが、取引先から交渉力や営業力を評価され、営業部の責任者として声がかかりました。年収は下がりますが、やりがい重視で転職を決めました。あと、2か月後に初出社となりますが、平均年齢が30代という組織、私の子供と同じくらいの年齢なんですよね。直属の上司、役員も、もちろん年下です。今から心配しても仕方ないのはわかっていますが、こんなに若い組織って初めてなので、楽しみと不安が入り混じっています」
大企業時代は「こうやってた」はダメ!
Tさん、転職する前から不安に思っても仕方ないですが、心構えを知っておきましょう。よく、起きやすい問題の一つに「若手とうまくいかない」があります。
いくら大企業で管理職経験があったからといっても、外部から、いきなり管理職としてやってきたら......。すんなりと若手に「受け入れられる」ものとは限らないですよね。脅かすわけではありませんが「使えない、おっさん」と言われないように、心構えが必要です。
まず、大企業と中小企業では仕事の役割分担などやり方も変わります。また、年齢や世代の違いで、仕事のやり方やモチベーションも違います。なので、「大企業ではこうやっていた」「自分が30代の頃はこんな気持ちで仕事をしていた」なんて、良かれと思って先にアドバイスしてしまうと「何、このおっさん」ってなってしまうわけです。
新しい会社に、いち早く貢献したいという気持ちもわかりますが、Tさん、まずは若手のことを知るところから始めましょう。
それには、
・どんなツールを使っているのか
・何をモチベーションとして仕事をしているのか
を知ることは大切です。
モノよりコトに価値を感じる時代になっているので、年齢によってまったく価値観も異なりますよね。デジタルとアナログしかり、使っているモノも違いますよね。まずは若手に認めてもらうために、相手を知ることが必要です。