さあ、パラリンピックがはじまる! 五輪よりも多い22競技540種目で競う【8月も応援! 五輪・パラリンピック】

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   東京五輪・パラリンピックが2021年7月23日に開会式を迎えた。新型コロナウイルスの感染拡大で1年延期され、いまなお世界各地で猛威を振るっている中での開催に、さまざまな議論が巻き起こっているが、アスリートの活躍には応援の声を届けたい。そう思っている人は少なくないだろう。

   そんなことで、8月もオリンピックとスポーツにまつわる本を紹介しよう。

   金メダルラッシュに湧いたオリンピックは8月8日に閉会式を迎える。そして、8月24日から12日間の日程で、パラリンピックが始まる。22競技があり、障がいの程度により、細かく539種目にクラス分けされるパラリンピック。あまりなじみのない競技も少なくない。

   本書「東京2020パラリンピック 公式ガイドブック」(KADOKAWA)が観戦の役に立ちそうだ。

   「東京2020パラリンピック 公式ガイドブック」KADOKAWA

  • パラリンピックは五輪より種目数が多い!(写真はイメージ)
    パラリンピックは五輪より種目数が多い!(写真はイメージ)
  • パラリンピックは五輪より種目数が多い!(写真はイメージ)

金メダル目指す日本選手たち

   今回の東京2020パラリンピックは、東京で開かれた1964年の第2回パラリンピック以来の日本での開催となる。2度目の「同一都市」での開催は史上初となる、メモリアルな大会である。バドミントンとテコンドーの2競技が新たに採用される。クラス分けが多いので、オリンピックの33競技339種目よりも多い22競技540種目で競われる。

   日本からどんな選手が参加するのか。活躍が期待される10選手を大きく紹介している。まず、車いすテニス・男子シングルス他の国枝慎吾選手。2016年リオ大会でシングルス3連覇を逃がしたが、その後世界ランキング1位に返り咲いた。

「このポジションで東京2020大会を迎えられるとは思ってもみませんでした。プレースタイルをガラッと変えて、新しい自分に出会えて、取り組んで。そして生まれ変わることができました」

   右ひじの手術後、大幅にフォームを改造した。当初の打球はネットにも届かなかったが、復活を遂げた。「東京じゃなかったらここまで熱くなっていなかった。自国開催は奇跡的な巡り合わせ。今までの金メダルとは違う感情になるかもしれません」と語る。

   女子マラソン(T12)で、リオ大会銀メダルだった道下美里選手は、悔しさをバネにトレーニングを重ねた。2020年には新型コロナウイルス感染症予防として、いつもの公園ではなく山道の周回コースを走り続けたことで脚力もあがり、1年間に2度も世界記録(2時間54分13秒)を更新した。

   社会人から盲学校に入り、パラ競技を開始。2008年に中距離からフルマラソンに転向した44歳。「希望を与えてくれたスポーツに今度は私から恩返しをしたい」と話している。

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