血管の知識は間違いだらけ? いまから正しい食事と運動をはじめよう【尾藤克之のオススメ】

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とにかく、運動を始めよう!

   健康診断でメタボリックシンドロームと診断されたら、必ずしなければならないのは「運動」です。それだけで心臓の血管の病気の危険因子となります。検診で、血圧やコレステロール、血糖値もすべて大丈夫だったとしても、メタボリックシンドロームと診断されたらアウトです。問題は内臓脂肪にあると、梅津さんは言います。

「内臓脂肪が原因で血圧が上がったり、インスリン抵抗性により血糖値が上昇し中性脂肪が上がったりするからです。そのうえ、血液を固める働きが活性化して血液ドロドロになります。ただ、幸運なことに、内臓脂肪は皮下脂肪に比べて落ちやすいといわれています。ふだん運動をしていない人ほど、運動することで効果を得られるのです」

と、梅津さんは説明します。

「まずは、体脂肪計(体組成計)付き体重計をぜひ買ってください。あとは、腹囲もメジャーで測るようにしましょう。私も一時期は体脂肪率や腹囲の数値が上がってしまいましたが、運動した結果、減らすことができました。みなさんもまだ間に合います。今から少しずつでも運動を始めてください」

   血流の良し悪しは、全身の「健康」に関わります。気づいたときでは、遅いのです。本書を読むことで科学的エビデンスに基づいた正しい習慣を学ぶことができます。「いつまでも健康でいる」ために、きょうから正しい生活をはじめましょう。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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