ビットコイン「盛り上がる」ための材料乏しく(職業大学校 さっちん)
みなさん、おはようございます。さっちんです。
さて、今回は取引しませんでした。先週(7月19日週)から上昇してきたビットコインの価格は440万円まで復帰しました。現在は盛り上がるための材料も収まり、取引する難易度が上昇したため取引しないことを決断しました。
しかし、来週以降は相場が落ち着いて来そうな感じなので、予想を立てながら取引していきたいと考えています。
今週のなるほどと思った記事は、米バンク・オブ・アメリカがビットコインの法定通貨採用でエルサルバドルにもたらす恩恵について述べていたことです。エルサルバドルの事情なども含まれていて、どこの国でも痛いところはあるのだなと思いました。
簡単にまとめると、少なくともエルサルバドルのGDP(国内総生産)の2.4%が、送金手数料に使われていることから、送金コストの安いビットコインにすることで送金コストを削減できること。
エルサルバドルでは成人人口の70%が銀行口座を持っていないため、現金での決済が主体である。ビットコインの影響で電子決済が普及すれば、金融のデジタル化の促進につながり、消費が加速します。それにより、海外からの投資が加速します。それは大きなお金の流れによって、よりエルサルバドルは豊かになる可能性があると示されていました。
日本はほとんどの人が銀行口座をもっており、日々クレジットカードなどの電子決済をしていますが、それが他国ではふつうでないことを改めて実感しました。
では、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
エルサルバドルの法定通貨にビットコイン(BTC)が採用される9月7日まで1か月に迫ってきました。今のところ、ドルを利用する人が大半だそうです。ただ、10%程度はBTCのみを利用するという個人的にはかなり高い結果とだと感じています。
これを背景に国際決済まわりが水面下で大きく動いているようで、バイナンスは欧州から撤退。FTXとバイナンスはレバレッジを20倍にまで引き下げました。トップ同士で何かしらの合意があったのではないかと思うほどの足並みのそろい方ですが、これで大手取引所が規制されるリスクは大きく減ったと思われます。
今後の大きなリスクは、アメリカのインフラ整備法案の財源として、暗号通貨に課税することが浮上していることです。しばらく議論が続きそうですが、10%程度の下押しで早めに高値に戻すことができれば、一過性の悪材料ということで終わりそうです。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月30日現在 1万811円