脱炭素社会の進展は企業に「プラスの影響」! 14%がそう答えた【目指せ! 脱炭素社会】

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

企業の42.7%が「エネルギー、水、廃棄物分野」に興味・関心

   また企業に、「自社がスマートシティの、どのような分野に興味・関心があるか」(複数回答)聞いたところ、エネルギー、上下水、リサイクルなどを地域内で最適に管理するといった「エネルギー、水、廃棄物分野」が42.7%で最多だった。

   災害の情報をリアルタイムで取得・発信し、迅速な避難・復旧を実現するといった「防災分野」が32.8%で続き、ICTのデータ活用により、健康寿命を延伸することなどを含む「健康・医療・介護分野」が25.5%、いつでもどこでも必要な移動・配送サービスを提供することなどの「自動走行・自動配送分野」の25.4%、キャッシュレス社会を実現し、取引をデジタルで完結させるなどの「金融分野」が20.0%で続いた。

   これを業界ごとにみると、「エネルギー、水、廃棄物分野」は、「農・林・水産業」(56.9%)や「製造業」(50.0%)が 5割超。また、「防災分野」は「建設」(44.1%)が4割超。さらに「自動走行・自動配送分野」で「運輸・倉庫業」が55.9%、「金融分野」では「金融業」が51.7%と5割を超える企業が「興味・関心がある」と答えた。それぞれの業界が得意とする分野で、興味・関心が高い傾向が表れた。

   帝国データバンクは、2050年までにCO2排出量をゼロにするという政府目標に向けて、国や企業の取り組みは盛んになっていくとみており、「いかなる企業も、今から準備しておくことが重要となる」と指摘している。

   なお調査は、2021年6月17日~30日に全国の2万3737社を対象に実施。有効回答数は1万1109社(回答率 46.8%)だった。7月26日の発表。

姉妹サイト