プラスを着実に積み上げ(明治大学 佐藤諒さん)
今週(7月19日週)は2回のみの取引になりました。全体感としては週初めに大きく下落し、反発した1週間でした。米国株やビットコインも20日で反転しており、連動が強くなっていると思ったので、監視を広げて夏休みに見ていきたいと思います。なお、米国株は最高値を更新。ビットコインは安値付近なので、投資家がリスクを取りに行くかを見ていきたいと思います。
◆ 今週の取引
【取引1】AUD/JPY(オーストラリアドル円)売り 7月19日14時50分。プラス5万円。急落前に入ることができ、うまくいったのですが、週末を挟んだ危険度の高い、あまりよくないトレードでした。
【取引2】EUR/JPY(ユーロ円)売り 7月22日22時40分。マイナス3万円。
下の画像はEUR/JPYの日足チャートです。
黄色のトレンドラインを上抜けたことをもって、一たん下落トレンドの終了と判断しました。これからはヨコヨコか反転上昇と読んでいます。もちろん想定が崩れれば、すぐに意見を変更します。よって青色の水平線を上抜けたタイミングでロング(買い)ポジションを持ちましたが、反転してしました。これから青色の水平線をレジスタンス(ライン=上値抵抗線)としたレンジ相場に入ることも想定して動きたいと思います。
【取引3】EUR/JPY(ユーロ円)売り 7月23日14時40分。保有中。
下の画像はEUR/JPYの30分足チャートです。
下落トレンドの終了を見込んでロングポジションを持ちました。ポジション保有後に上値水平線の三角持ち合いのような形を形成しており、上抜けていって欲しいと思います。
全体的に分析不足の取引になってしまいました。また、気づいた時には値が走ってしまっていることが多いので、次回から指値注文やOCO注文(2つの注文を一度に発注しておき、片方が成立すると、もう片方を自動的にキャンセルする注文方法)をうまく使っていけたら良いと思います。
◆ 今週の結果
【取引1】 プラス5万円
【取引2】マイナス3万円
【取引3】EUR/JPY(ユーロ円)ロング(買い)ポジションで保有中。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
多くの学生がポンド円の取引をするなか、豪ドルで着実に利益をあげましたね。
豪消費者信頼感指数、2020年11月以来の水準にまで低下し、シドニーとメルボルンはロックダウン延長する厳しい状況が背景にある下落に上手く乗れています。
オーストラリア(豪州)の大手銀行のCEOはさらなるリスクに備えていると発言しており、豪中央銀行の金融政策理事会議事要旨では2024年より前の利上げはないという文言が並びました。さらにウエストパック銀行は、豪州中央銀行がテーパリング(量的緩和の縮小)ではなく、量的緩和策の拡大で債券購入を増やす可能性があるとの見方を示しており、まだまだ厳しい状況が続きそうですね。
ウイルスの状況が好転した場合は、ゴールドマン・サックスの見通しである11月からテーパリングが参考になりそうです。
前週からの損益 プラス2万円
7月23日現在 101万5000円