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米ドル、思うように上がらず(明治大学 佐野快斗さん)

今週の相場(7月19日~23日)

   7月21日(水)、日本銀行(BOJ)の金融政策決定会合の議事録公表。22日(木)に欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表がありました。特に米国で相場を大きく動かすような指標は出ませんでした。

   ECBの政策金利は、0.0%で据え置き。日本経済新聞の7月23日付の記事によれば、物価上昇率が一時2%超えたことを受けて、現行の超低金利政策をより長くして、物価目標を「2%未満でその近辺」から、「2%」へと変更したとのこと。ユーロ円は22日9時からの1時間足で最高値1ユーロ=130.022円、最低値129.890円とあまり大きくは動きませんでした。

   日本市場が連休入りしたこともあったのか、それ以降も金曜日にかけて動きは大きくはなく、130.200円から129.600円を推移しています。週明けは日本が連休明けと言うことも考えて、はっきりとした方向付けが成されることが期待できるかと思います。

◆ 物価目標
   物価目標は各国中央銀行が定める、物価の安定を目的とした数値。急激なインフレは社会を混乱させ、深刻なデフレは消費の鈍化や経済の縮小を招きます。そういったことを防ぐため、物価がどの程度であれば安心して経済活動ができるのかを具体的な数値で表し、家計や企業の助けになっているのです。現在、日銀、ECB、FRB、イングランド銀行の主要な中央銀行は2%を設定しています。日本は2013年の安倍政権時から2%を目標として掲げていますが、達成された年はなく、達成期限も明瞭ではありません。

◆ 今週のトレード
   今週はドル円が週明けの下落から一転して上昇トレンドを形成していたので、7月22日に110.200円で10lotロングエントリーしましたが、思うように上がらず、110.100円で損切りしました。マイナス1万円。

◆ 来週(7月26日週)の戦略
   米ドル円は短期で上昇トレンドですが、前回7月14日あたりで意識されていた1ドル=110.600円のラインにタッチしているので、反発を狙おうかと思います。ユーロ円は1時間足で見ていますが、はっきりとした方向感がなく、静観が無難かと考えています。ポンド円は7月21日に逆三尊を形成してから上昇しているので、押し目がきたらロングエントリーを考えています。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ドル円は値動きが縮小し夏枯れ相場の様相を呈してきました。ここから1か月ほどの相場は動きがなく難しくなるかもしれません。
さて、欧州中央銀行(ECB)ではビルロワドガロー仏中銀総裁が「インフレ目標2%に達して、利上げを開始するまで12~18か月程度かかる見通し」と発言。市場コンセンサスは、早くても2023年前半ということになります。特にECBなどは多くの国の集まりですので、好調なドイツの動向を見ながらも政策決定に時間が掛かります。しばらくは、適度なハト派が継続するのではないでしょうか。

前週からの損益   マイナス1万円
7月23日現在    114万4632円

明治大学 佐野快斗(さの かいと)
明治大学 佐野快斗(さの かいと)
明治大学文学部2年 所属サークル:明治大学Break outs!
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