1ポンド=149.628円でドテンしたら......(慶応義塾大学 トリオネア)
7月19日(月)
先週、ポジション取りをした1英ポンド=152.722円での売りポジションなのだが、週明けから、さっそく朝から夜にかけてかなり下落してきてくれていた。深夜に確認してみると決済したい位置にいたので、1ポンド=149.678円で決済した。
その後、決済した位置に強い抵抗があると感じたので、1ポンド=149.628円でドテン(保有するポジションを決済して反対のポジション建てにすること)として買いポジションを取った。プラス30万8780円。
7月20日(火)
月曜にドテンした買いポジションだが、夜に確認したところ強い下落トレンドを作っていたので1ポンド=148.835円で損切りした。ここらあたりで反転するだろうと見ていたのでかなり広めに損切り位置を持たせていたが、反転ポイントの見方が甘くかなり担がれてしまう結果になった。マイナス7万9100円。
7月23日(金)
下の図1のように下目線で見ていたので、1ポンド=151.715円で売りポジションを取ったが、その後も下がる気配がなく若干早めにポジションを取りすぎたなと感じている。もともと今の上げを取るつもりで火曜日に買いポジションを取っていたのだが、見事に損切りした後から上げ始めており、狙っていた上げを完全に取り逃がした焦りもあったなとポジションを取ってから反省した。
今回、エントリーに使ったラインの角度もかなり急な角度であり、担がれるのをある程度想定しているとはいえ、トレードや分析が雑であったことは否めない。週明けの動きを観察しつつ損切り位置をかなり広めに取る事で来週のポンド円の動きにも対応していきたいと思う。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
天井で売って底で買い戻すという素晴らしいトレード。火曜日の損失は大きいですが、利益先行ですし、良いでしょう。勝っている時は攻めれることは収益拡大につながるハズです。
それにしても、トレーディングの腕が鳴る相場でした。前週に英金融政策委員会の何人かは、金融緩和の一部解除がかなり早期に、1~2か月のうちに金融刺激策の縮小を検討する必要などとポンドの後押しとなる発言がありました。
そんななか、デルタ変異種の感染拡大が深刻化し、新規感染者数が2日連続で5万人を超えるする英国でロックダウン解除という当局の対応にポンド安が加速したようです。ハスケル英中銀委員が、時期尚早な引き締め策は英経済回復へのリスクとなる、とハト派姿勢を維持したことで下落は加速。しかし、極端に売りに偏ったポンドは3月の安値付近で下げ止まると、ドル円の上昇もありストップロスを巻き込んだショートカバーを誘発し急騰。これは、チャートの向こうのトレーダーの心理が分かっていないと乗ることが難しい相場だったかと思います。
前週からの損益 プラス22万9680円
7月23日現在 122万295円