「株価の里帰り」って言うけれど、三菱UFJ株は「いつ帰ってくる」?(石井治彦)【格言で買う! 株式投資】

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まさに「株価の里帰り」を待つ状況

   三菱UFJ株は、まさに「株価の里帰り」を待つ状況にある。つまり、高値圏の900円台に向けて、株価が「帰ってくる」日はそう遠くないというわけだ。

   すでに株式市場は、アフターコロナに向けて動き出している。米FOMC(米連邦公開市場委員会)ではゼロ金利からの脱却が視界に入り、国内では年内にも新型コロナウイルスのワクチン接種の進展による、集団免疫の取得が期待される状況になってきた。

   経済活動の再開に伴う景気回復による、1~2年後の三菱UFJFGの株価上昇が楽しみである。

   ただ、懸念材料がないわけではない。今回の東京オリンピック、大会経費はコロナ禍による1年延期と感染防止対策費が加わり現在1兆6440億円ともいわれている。

   これは、国家予算(2021年度の一般会計歳出総額106兆6097億円)の1.5%に相当する。1兆6440億円のうち、組織委員会が7210億円を、残り9230億円は国と東京都が負担。つまり、9230億円が税金で賄われるのだ。さらには感染拡大の、長期にわたる営業制限により、疲弊している企業や飲食店は少なくない。

   前回の東京オリンピック後の、昭和40年不況(証券不況)の再来にならなければよいのだが......。(石井治彦)

三菱UFJフィナンシャルグル-プ(8306)
保有している株数(2021年7月28日現在)3100株
平均取得単価         668円91銭
年初来高値 2021年3月22日    660円30銭
年初来安値 2021年1月04日   448円00銭
直近の終値 2021年7月28日    587円10銭

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