試験明け、英ポンド円でがっちり!(同志社大学 FOX)
今週(2021年7月12日週)は、先週や先々週と比べて少しトレードを考える時間ができたので、とりあえずここ最近のファンダメンタルの動向を把握することにしました。
先週の週末にかけてのクロス円全般の暴落からの暴騰を見て、今週初めは週足でも大きな下ヒゲ(下値で買い圧力が強まった際に現れる線)ができていることから、その影響もあり上の少しは伸びるのかなと、おおかた予想していた。しかし今週は意外にも下への圧力が強く、ユーロ円、ポンド円とともに先週の暴落の水準まで戻るという展開になった。
テーパリング(量的緩和の縮小)や利上げの話をニュースサイトで見る限り、円は最弱通貨であり、ポンドやドルなどが強いということには変わりはありませんが、ここまで下への圧力が強いとなると、少し見方を変えなければいけないのかもしれない。
そこで一つの仮説として、もうテーパリングや利上げの今、出ている情報はしっかりと織り込まれていること。そして二つ目としてワクチン接種は進んでいるがコロナの変異株であるデルタを懸念されているのか。他にはワクチンの効果率が下がったという情報も見た。これらがクロス円の上昇を抑えてしまっているのではないかと考えている。
そして個人的なトレードについては自分の得意としている、ロンドンオープン前後でのポンド円の取引を少し行った。7月12日のアジア時間での抵抗帯を抜け切ったところでのエントリー。1ポンド=152.86円で入り、152.66円で利益確定。しっかり利益をとった。プラス2万円。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
相場がどこまで織り込まれているのか、現在の相場を動かしているテーマを知ることは重要です。
政策金利の織り込み具合は、通貨オプション動向や2年債利回りから判断することができますが、これは少し難易度が高いくなります。そこで、シンプルにFRBの予想を知るためのツールとして、CMEの「FedWatch」があります。今後のFOMCの日程と政策金利の予想が表示されており、これがおおよその市場予想となります。
現在のところ、2022年3月の利上げ予想が5.3%、6月になると15.6%、12月には39.1%となっています。
これを見ていない市場関係者はいないため、是非参考にしてみてください。
前週からの損益 プラス2万円
7月9日現在 105万4040円
福岡県出身。
◆ 試験期間のため、取引はお休みしました(早稲田大学 NAKAMURA)
前週からの損益 マイナス3万789円
7月9日現在 96万1171円
◆ 試験のため、取引は見送りました(一橋大学 ボンゴレさん)
今週(7月12日週)は決済取引をしておらず、スワップ損益がプラス1700円という結果です。
前週からの損益 プラス1700円
7月9日現在 110万8100円
神奈川県出身。
◆100万円増額計画 FX大学対抗戦のルール学生投資連合USIC
・元本100万円のデモトレードです。
・通貨ペアはクロス円取引とします。
・レバレッジは25倍を上限(法令に基づく上限)とします。
・取引の過程で資産が「ゼロ」(元本割れ)になった場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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