今週(2021年7月12日週)はビットコインをはじめ暗号通貨は軒並み下落。先週にバットを損切りした北海道大学の渡部真人さんは、バットの予想どおりの下落に「正解」と確信。ただ、「今週は推移を見守りたい」と、追加購入は見送った。また、一発逆転満塁ホームランを狙って、注目している暗号通貨「リスク(Lisk)」の研究をはじめる。
期末試験に突入している慶応義塾大学の1028さんと明治大学のakiさんは、学業に専念するため、取引は見送った。
手放した「ネム」に元カノの幻影を見る思い?(渡部真人さん)
先週、71円ほどに上昇したバットを、マイナス585円のところで損切したが正解だったのではないかと思っている。その後、55円台まで下がったので強制ロスカットの難は逃れた。現在はちょっきり60円台ほどで推移。全体としては下落傾向にあり70円台を上回る可能性は低いとみている。
さて、仮想通貨市場の引き締めが強くなっている中で、総額6300円ほどの資産から逆転満塁ホームランを放つことは大変に難しい。7月18日13時現在、かつて自分が購入したネムとバットだけが下がっている。ただ、ネムに関しては先日一時的に18円台まで上がっていたので、全体からすれば20%も増益しているのだ。
手放した資産が手放した後に価値があがる......。これはまるで、別れた元カノは今どうしてるかなとインスタを見てみたら、すでに新しい彼氏と付き合っていたことを知ってなんだか寂しい気持ちになる、あの感じに似ているような気がする(筆者はこのような経験はないのであるが)。
今週はバットの推移を見守りたかったので、追加購入していない。ただ、チャートを見る限り「55円台が底値で55円台になると反発する傾向がある」と分析した。よって、バットが55円台に下落した場合追加購入をしていきたい。
そこまでバットにこだわるのか?という疑問ももっともであり、他の通貨も検討すべきなのかもしれないが、筆者はブラウザの「Brave」の将来性を買っているのと単純に応援したい気持ちがある。
ここで一つ注目している暗号通貨がある。リスク(Lisk)だ。なんと7月18日の一日で25%ほど価値が上がっているのである。リスクは分散型アプリケーション構築のためのプラットフォームらしく、そのプラットフォームで使われる通貨の名称もリスクと呼ぶらしい。「分散型アプリケーションとは、中央管理者がなくとも稼働するアプリケーションのことで略称DAppsと呼ばれている。アプリケーションを利用する参加者全員がデータを分散管理し、仕様変更などの意思決定に関わることができるというものだ。短時間送金可能。分散型アプリケーションという言葉が難しいが、株主総会の参加に少し似ているイメージだろうか。
リスクのチャートを見ると、じつは300円台に上がってはしばらく下がり、また急に300円台に急高騰するという乱高下をこの1か月間繰り返している。その名のとおり購入には「リスク」がありそうだ。6300円ほどの少ない資産だが、バットまたは状況を見てリスクで今後戦っていきたい。元本割れの可能性もあるが......。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
国内で取引できる暗号通貨では、じつは過去30日でネムが40%以上の上昇と、2番手の取引所トークンOKBを引き離してダントツとなっています。そして、3番手がリスクとなっており、相場低迷期に上昇している暗号通貨に目を付けている点はとても良い判断ではないでしょうか。ただ、リスクは熱しやすく冷めやすい暗号通貨であるため、メリハリのある取引を心掛けてもらいたいところです。2017年の話ですが、リスクの開発者と直接話を聞く機会がありました。当時はさまざまな言語で開発ができる革新的なプロジェクトでした。しかし、その後は開発が遅れておりロードマップどおりに進まず、他に優秀なブロックチェーンプロジェクトが台頭してきており、長期的には厳しい状況が続いているといえるのかもしれません。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月16日現在 6383円
◆ 学業に専念するため、取引をお休みします(慶応義塾大学 1028)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月16日現在 1万5円
◆ 学業に専念するため、取引をお休みしました(明治大学 akiさん)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
7月16日現在 9325円
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ここ最近のビットコインのサイクルには、一定期間であることをお気づきでしょうか。
6月の底打ちが22日、5月は23日、4月も23日となっており、およそ1か月おきに反発していることがわかります。ただ、この背景に何があるのか明確な理由がなく、わかっていることは月の満ち欠け(月齢)のサイクルと近しいことくらいです。
さて、7月は21日に反発しました。このサイクルどおりでは、ここから買いやすいのではないでしょうか。
◆ 大学対抗 1万円からはじめる暗号通貨バトルのルール学生投資連合USIC
・元本は1万円です。
・投資する暗号通貨の選定は自由です。ただし、国内で購入できる暗号通貨に限ります。
・レバレッジは、かけられません。
・20%を超えて下げた場合は、強制的に取引を停止(ロスカット)します。
・元本割れは1回まで。リベンジ(再投資)可能ですが、2度、資産(合計で2万円分)を失った場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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