副業で何をやる? どうせやるなら「起業視点」で始めるのもアリ!(高城幸司)

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小さく始めて大きく育てる

   その一例が経済産業省の創業・新事業創出に関する研究会による副業の容認を広める活動。あるいは各種メディアが副業の促進をすすめる動きになりつつあります。

   ならば、副業を堂々と行ってみてはどうか――。ただし、どうせやるなら短期的な稼ぎよりはトレンドに合わせて、起業の視点で取り組んでみましょう。

   「起業視点」とは、法人化の可能性を探り、継続性、成長性のありそうなテーマを取り組むこと。たとえば自分のブランドを立ち上げるとか、アプリ開発、Webサービスなどで「起業視点」の副業を始めて、大きくビジネスを広げているケース。将来的には副業ではなく本業にすること、あるいは社員を雇って大きく伸ばすことも可能な状況になってきたといえます。

   さらに、そんな状況を後押しするきっかけになったのが、コロナ禍かもしれません。リモートワークで会社も個人も副業をすることが可能を実感した人は少なくありません。なかには副業で自信をつけ、雇用者からフリーランスに転じる動きも増えていますが、そこまで転身をすすめるというよりは、専門性を磨き、本業とのシナジー効果を高めることを前提に副業に取り組んでみてはどうでしょうか。(高城幸司)

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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