副業で何をやる? どうせやるなら「起業視点」で始めるのもアリ!(高城幸司)

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   大企業も副業解禁する動きが加速しており、ワークスタイルの一環として注目を集める存在になってきました。

   副業とは、本業以外に収入を得る仕事のこと。たとえば、商社に勤務しながら、休日に飲食店でアルバイトをすれば「副業している」ことになります。あるいは、ネットショップを開店して自分が制作した絵画を販売するのも副業。広義にはマンションの部屋を人に貸して家賃収入を得たりするのも当たります。

  • 副業で飲食店の配達サービスに勤しむ人は少なくないが……(写真はイメージ)
    副業で飲食店の配達サービスに勤しむ人は少なくないが……(写真はイメージ)
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副業は後ろめたい... 「容認」の会社はわずか3.8%

   サイドビジネス、兼業などに加えて、「ムーンライター」と呼ぶ人もいます。平日の昼間に行う本業が終了した後に、月明かりの下で働く姿をイメージした言葉。会社に内緒で「コソコソやる」といった、後ろ向きのニュアンスを感じてしまいます。

   ちなみに、世間には副業するなら何がいいのか? を探せる専門誌や情報サイトがたくさんあります。

   ところが、最近まで社員に副業を容認していた会社は皆無といっていいでしょう。仮に副業がばれると上司や同僚から冷たい目でみられて、社内でマイナス評価につながる可能性があるので、大手を振って公表する人なんていません。

   中小企業庁の調査によると、副業を容認している会社は、わずか3.8%。そんな「後ろめたさ」を感じてしまいがちな副業について、日本政府は社員に推奨するための指針づくりを進めています。

   背景は人手不足の解消や、新たな雇用機会の提供なのですが、会社勤めを続けながら、勤め先に縛られない自由な発想で新しい事業を起こしたい人=起業の支援も狙いの一つです。

高城幸司(たかぎ・こうじ)
1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。
「高城幸司の社長ブログ」
株式会社セレブレイン
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