ヤマハ発動機株に「逆日歩」が発生していた!
そんなヤマハ発動機株だが、毎週水曜日の日本経済新聞に掲載されている「信用取引銘柄別残高」を見て、株式の信用取引で、売り残が買い残を上回る、「売り長」が発生しているのに気づいた。「逆日歩」も発生していた。
ヤマハ発動機株は6月8日に3380円の年初来高値を更新している。株価推移を10年の長期チャートで振り返ると、2018年1月に3935円の高値をつけている。半導体関連(電子基板実装ロボット)やEVプラットフォームの外販などの有望分野を多数擁し、今後の業績進展が見込まれていることが背景にある。
過去、保有する株に「逆日歩」がついたことはあったが、すべて気づかないうちに解消していて、踏み上げ(信用取引で決済のために損失覚悟で買い戻すことを「踏み」といい、それによって株式相場がさらに値上がりすることを「踏み上げ」という)が発生した記憶はない。信用取引はしないことにしているため、株式売買にあたっては、業績を主たる判断材料にし、「逆日歩」状態が発生した場合は、株価の判断材料程度にとどめることにしている。
今回も「逆日歩に買いなし」であったようだ。7月2日には「売り長」は解消していて、取り組み倍率は、1.83倍になっている。ヤマハ発動機株を3700円~3800円で、一たん利食い売りを考えていたが、タイミングを逃したようだ。長期的には400株程度の保有を目標に、安いところがあれば、買い増そうと考えている。(石井治彦)
2021年7月16日現在 保有株式 100株 (平均取得単価2121円25銭)
年初来高値 2021年6月8日 3380円
年初来安値 2021年1月5日 1995円
直近 終値 2021年7月16日 2767円
投資歴25年。「現物株式取引」と「長期投資」が基本姿勢。情報源はもっぱら会社四季報や日本経済新聞、経済誌など。また、株主総会やIR説明会には、できるだけ顔を出すようにしている。東京都出身。