人生の分かれ道!? 早期希望退職の募集で「動く人」「動けない人」の差はどこに......【ひろ子ママの教訓 その62】

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転職の準備ができるまでは「しがみつく」ことも大切

   「しがみつく」という表現をすると格好悪く感じるかもしれませんが、決してそうではありません。早期希望退職はチャンスかもしれないと、安易な考えだけで行動してしまうと、なかなか次の転職先が決まらないということもあるでしょう。

   つまり「しがみつく」にしても、会社に「ぶら下がっている」ようでは、しがみつけせてもらえません。そうです。「ぶら下がり社員から脱却」しなければならないのです。

   会社は優秀な社員には残ってほしいと思っていますよね。そこで、まずは会社に必要だと思ってもらうために、自分自身のことを見つめ直して「ぶら下がり社員からの脱却」を試みてみましょう。会社で働くためには、自分が会社にどれだけ価値を提供できるかってことは大切だと思います。

   そうなると、考えなければならないことがあります。たとえば......。

・他責志向ではないか?

   ビジネスや環境の変化が激しい時代なので、うまくいかないことを環境のせいにしてしまうこともあるかもしれません。会社は、そんな時代だからこそ、変化に対応できる人を求めています。長く会社にいると「会社のやり方が変わらないから」という思考になりがちですが、自分が改善できることはないか?変化できることはないか?ベクトルを自分に向けてみましょう。

・組織にプラスの影響を与えているか? お悩み中

   悪気はないけれど、マイナスの発言や、「できない理由」ばかり言って、マイナスの方向に組織を引っ張ってしまう人がいます。こんなことをやっても、誰に対してもいいことはないので、ふだんからマイナスの発言や批判ばかりしてしまう癖のある人は見直してみましょう。

   Mさんはまだ早期希望退職に向けて準備をしていないので、準備が間に合わなかったら会社に残りながら同時に次の準備をすることを考えてみてはいかがでしょうか。

   ただ、会社に残るということはやはり成果を出す、会社にどれだけの価値を提供できるかを考えないといけません。どんな時にもチャンスを手にすることができる人は準備ができていて、状況をプラスに考えて行動できる人です。Mさん、チャンスを手にするために頑張りましょう。(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
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