【5本目】みなさん、こんにちは! 慶応義塾大学のも~り~です。
今回選んだ銘柄は、東証1部に上場する「エスプール」(2471)。同社は、主にコールセンター向けの人材派遣や障がい者雇用支援を推進する事業を行なっています。
障がい者雇用支援と人材紹介が「2本柱」
上図によると、エスプールのビジネスソリューション事業は、大半を障がい者雇用支援サービスが占め、もう一方の人材ソリューション事業は人材アウトソーシングサービスがその内容となっています。
障がい者雇用支援サービスは、具体的に企業が課された障がい者法定雇用率の継続達成に向けた企業のサポートサービス。その一方で、障がい者の方へ新たな働きやすい雇用環境を提供することで、障がい者の方の自立促進も支援しています。
人材ソリューション事業は、具体的にコールセンターなどのオフィスワークスタッフの派遣やスマートフォンや家電販売の営業スタッフの人材派遣紹介サービスを担っています。
また、同社の人材派遣は一般的な人材派遣とは異なり、希望職種などによってグループを分けて、そのグループごとで教育・研修を行うので、スキルの向上や高い定着率にもつながっているといいます。
今年の業績ハイライトとして、人材アウトソーシングサービスはコロナ禍の緊急事態宣言の影響により、携帯電話の販売支援サービスが低調に推移。しかし、コールセンター業務の人材派遣は依然として需要が高く、既存顧客の深堀りや新規顧客の開拓などで、売り上げが大きく伸びました。
人材不足感が強い介護領域での新たな人材派遣に注力したところ、来期の業績も見通しの良いものとなったようです。障がい者雇用支援サービスは緊急事態宣言の影響により進捗度は鈍りましたが、2021年3月の法定雇用率引き上げで、大企業を中心とした顧客の障がい者雇用のニーズは以前高く、順調にシェアを伸ばしています。
上図は、今後の基本方針及び中期経営計画です。これからも世界的なトレンドとして業績だけでなく、社会貢献性が高い企業が好まれる流れが強まると想定され、国としても年々障がい者雇用率を高めていくと思われます。
このトレンドは、障がい者雇用の支援をする同社にとっては追い風となり、今後の業績拡大も十分期待できる。とはいえ、信用買い残がたまっているため、下落しそうなチャートだと感じたので、一たんは購入を見送り。しかし決算発表の翌日(6月30日)、迷いましたが、陰線ですがしっかりと下ひげ反発が見えるので、やっぱり1001円で100株を購入しました。
エスプール(2471)
年初来高値(2021年3月30日) 1181円
年初来安値(2021年7月 9日) 713円
購入時の株価(2021年6月30日) 1001円
取得株数 100株
◆企業分析バトル カブ大学対抗戦のルール学生投資連合USIC
・月額200万円を投資金額の上限とするバーチャル投資です。
・投資対象は新興市場を含む、国内の上場企業の現物取引です。
・運用期限は最長で6か月。銘柄選定の最終月は10月になります。
・順位は11月末時点で、投資した銘柄(企業)の売買や配当で得た収益の騰落率で決めます。
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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