トンガやウルグアイも追随か!?
6月9日にエルサルバドルの議会で法案が可決(賛成62人、反対19人、棄権3人)されると、ビットコインは大幅に上昇しました。仮想通貨市場に全体も大きく盛り上がり、仮想通貨市場の時価総額は1日で10兆円ほど増加しました。
●ビットコインの価格推移
ビットコインを大量に保有しているマイクロストラテジー社のCEOマイケル・セイラ―氏や、世界投資家のウォーレン・バフェットと食事会を行ったジャスティン・サン氏など、あらゆる業界関係者がポジティブな意見を発信しています。
その一方で、国内の交換業者ビットフライヤー創業者である加納裕三氏や、投資サポートサービスを提供するクリプタクト代表のアズムデ・アミン氏は、素直に喜べない旨を発信。ビットコインが法定通貨になることで、外国為替及び外国貿易法などの既存の法律で矛盾や抜け穴ができ、暗号資産の定義も変わってくる懸念があると伝えました。
これが今後の仮想通貨業界を大きく変動させる要因となることは間違いないでしょう。すでに、トンガ王国やウルグアイが自国での採用を検討しているそうです。まさに、ビットコインが世界共通通貨になるために、大きく歩を進めたといえます。
まだ法律面やIMFなどの国際決済機関がどうのように対応するのか不透明な部分が多過ぎますが、これまで多くの人が予想だにしなかった展開が幕を開けたことは間違いなさそうです。(ひろぴー)