「ガラケーでも誰一人取り残さない」
――国が推進する「DX」では、いわゆるガラケーからスマートフォンへの乗り換えを奨励しています。市内の高齢者の中には、いまだにガラケーを使っている人が少なくないと思いますが、ガラケーの相談も受け付けるのですか。
担当者「今回の臨時ショップ開設は、SDGs(持続可能な開発目標)の『誰一人取り残さない』というモットーの基に行っています。各キャリアが通常のショップで、いわゆるガラケーを取り扱っている限り、取り扱うサービスをスマートフォンに限定する考えはありません。ただし、ガラケーが使っている3G サービスは数年後には終了します。それを見据えて、ガラケーで4G対応でないものに関して、各キャリアが4G 対応の携帯端末への変更を事業者の責任として推奨することはあると思います」
――今回の臨時代理店の開設を、市内のお年寄りは喜んでいるでしょうね。
担当者「はい。好意的な反応をいただいています。口コミでは聞いたが、本当にそんなサービスができるのかと、(地元の)新聞記事を見て確かめたという方もいました。まずは安心してスマートフォンに乗り換えていただくような最低限の環境整備が整ったと考えており、今後スマホ教室などに展開をしていきたいと考えています」
(福田和郎)