みなさん、こんにちは。馬医金満です。
ネット大手の楽天グループとダイフクが、パートナー協定を結びました。ダイフクは、倉庫保管や搬送システム、立体自動倉庫の分野で、世界トップシェアを誇る会社です。
じつは最近、ダイフクという企業に興味を持っており、その矢先のニュースだったので、気になって調べてみました。
羽田空港の自動チェックイン機も「ダイフク」!
楽天グループは2021年6月28日、ダイフクと楽天の物流センターの運営の効率化に向けた連携強化を目的に、パートナーシップ協定を締結しました。具体的には、ピッキングや搬送システムの導入、運用、保守・メンテナンスなどの生産性の向上や、物流センターの立ち上げ期間の短縮や運用費用の削減を図るとのことです。提携関係は以前からありましたが、今回の提携で一層強化するということのようです。
ちなみに、ダイフクが有する具体的なソリューションを見ていくと、物流システムの構築、半導体製造システムなどのクリーンルームでの物流の構築、自動車製造システムの構築などを手がけていることがわかります。
また、最近は空港での手荷物輸送システムの開発も始めており、羽田空港の自動チェックイン機を見たことのある方も少なくないのではないでしょうか。
楽天については、「アマゾン追撃にはお金がかかる!? 楽天、日本郵政とのタッグで対抗【馬医金満のマネー通信】」(J-CASTニュース 会社ウォッチ2021年3月22日付)で、取り上げたように、競合のAmazonと比べると物流システムの構築で後れを取っています。今回のダイフクとの提携強化により、その弱点を補えるのではないかなと期待しています。
そこで、この日(6月28日)の楽天とダイフクの株価をのぞいてみました。しかし、両社ともに、あまり変動していませんでした。
長期的には結構インパクトのあるニュースかなと思ったのですが......。予想したような株価の動きが起こらなくて、ちょっと残念です。
では、また!(馬医金満)