米雇用統計に着目も明暗 波に乗った? 慶大と一橋大、早大と明大は一歩後退(第6節)【FX大学対抗戦 Bグループ】

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確実に利益を積み重ねるのは難しい(明治大学 佐藤諒さん)

   結果から言うと、今週(6月28日週)は利益を出すことができませんでした。先週まではクロス円が同じような動きをしていたように感じていたのですが、今週はそれぞれが違う動きをしていたように思います。それぞれの通貨ペアで値動きが異なるほうがチャート分析のしがいがあるのでワクワクしています。

◆ 取引1 6月28日10時20分
EUR/JPY(ユーロ円)買い マイナス1万円
こちらは EUR/JPY の1時間足チャートです。

   画像内にも示しているとおり、下値ブレイクのタイミングで売りを仕掛けたのですが、損切り注文が近すぎて、短期的な反発で決済してしまったようです。この経験をもとに、適切な損切り注文を模索していこうと思います。

   また、この記事を書くにあたって良い復習の機会になり、なぜ利益が出なかったかを確かめることができ、大変ためになっています。

◆ 取引2 6月30日23時
GBP/JPY(英ポンド円)買い マイナス1万円
こちらはロンドンフィックスによるポンド需要を見越した買いです。過去の経験より成功例が高く、今回もチャレンジしてみました。あまり自信がなかったせいで、エントリーが遅くなったのに加えて損切りも早くなり、微損で撤退しました。少し悔しい取引にはなりましたが、ファンダ的要因でのエントリーだったので、チャート分析が疎かになったと思います。

◆ 取引3 7月1日16時40分
EUR/JPY(ユーロ円) プラス1万円
下の画像はEUR/JPYの1時間足チャートです。

   トレンドラインを抜けたタイミングでのロングがうまくいきました。たまにある短期的な強いトレンドを捕らえられると気持ちいいものです。利益確定の場所に現れている、下値水平線の上値切り下げの三角持ち合い後は大きく動く傾向にあるように思っています。今後はその形を狙っていきたいと思います。

◆ まとめ
   値動きを当てることは非常に難しく、当たったからと言って利益があるわけではないと痛感させられました。短期的な反発にやられてしまったり、逆に助けられたりと......。このような相場において確実に利益を積み重ねるのはとても大変なことだと感じました。これまではエントリーを中心に考えていましたが、決済についてもこれからは考えていこうと思います。
取引1:マイナス1万円
取引2:マイナス1万円
取引3:プラス1万円

   ◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ここ最近、ユーロに動きがなく100ポイントのレンジ相場となっています。よって、ユーロ円はドル円に左右される展開といえます。
さて、月末のリバランスではドル買いとなりました。投資信託などを通じて米国株への買い需要が強く、ドル買いとなったと解説されています。6月後半は円安への進みが早かったのは、こういった需給があるからではないでしょうか。
しかし、雇用統計後には一転急落しており、IMMのポジションも積み上がっていることから、ポジションを調整しながらのドル高というシナリオがメインではないでしょうか。

前週からの損益  マイナス100万円
7月2日現在        106万円

明治大学 佐藤諒(さとう りょう)
明治大学 佐藤諒(さとう りょう)
明治大学商学部2年。投資歴2年。よくトレードするのはUSD/JPY(米ドル円)。東京在住です。
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