識学の購入見送り、レーザーテックを売却
さて、以上で分析した識学ですが、今回は取引を見送ります。
現在(執筆時点6月30日)のチャートを見ると、一目均衡表の雲の中にあることがわかります。そのため、これを上に抜けることを待ちたいというのが理由の一つです。
さらに6月30日昼に発表された決算を受け、株価が下落していることも気になります。そのため今慌てて入る(買う)よりも、今回の決算が十分織り込まれるポイントまで待った方が、リスクリワードが良くなると判断しました。これが理由の二つ目です。
企業自体は魅力的なので、今後チャンスがあればすかさず参加していきたいと思います。
また、前回の記事で購入したレーザーテック(6920)ですが、6月25日の終値2万2830円で売却しました。
半導体の相場を見ると、同じ半導体関連装置製造業のアプライド・マテリアルズやASMLの株価が、ベンチマークであるSOX指数に比べ横ばいのチャートになってきています。対照的に、ファブレス(半導体の設計を専門的に扱う)のエヌビディアは大きく株価を伸ばしています。このことから、相場の中心が川上から川下に移ってきていると考え、売却を判断しました。
レーザーテック(6920)
年初来高値(2021年6月7日) 2万3930円
年初来安値(2021年3月9日) 1万1270円
株式取得時の株価(2021年5月24日) 1万7540円
取得株数 100株
株式売却時の株価(2021年6月25日) 2万2830円
売却株数 100株
1株あたり損益(騰落率) プラス5290 (130.2%)
識学(7049)
年初来高値(2021年2月24日) 2805円
年初来安値(2021年1月 8日) 1261円
検討時の株価(2021年6月30日) 1752円
株式取得 な し
◆企業分析バトル カブ大学対抗戦のルール学生投資連合USIC
・月額200万円を投資金額の上限とするバーチャル投資です。
・投資対象は新興市場を含む、国内の上場企業の現物取引です。
・運用期限は最長で6か月。銘柄選定の最終月は10月になります。
・順位は11月末時点で、投資した銘柄(企業)の売買や配当で得た収益の騰落率で決めます。
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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