スコットランド2000人集団感染でわかった! 東京五輪は「無観客でも感染拡大」の「オウンゴール」(井津川倫子)

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試合会場外で感染爆発が起こるリスクは?

   そうなると、恐ろしいのが東京五輪・パラリンピックでの感染リスクです。「無観客」の可能性も伝えられていますが、たとえ会場が「無観客」だったとしても、街中での観戦はコントロールできません。

   さらに、サッカーのヨーロッパ選手権とケタ違いに規模が大きいのが五輪です。世界のあちこちで、パブやカフェで観戦しながら自国選手団を応援したり、家族や友人と「家飲み」をしながら観戦したりするでしょう。

   「試合会場外」での感染爆発が起こるリスク......。スコットランドの専門家は次のように警告しています。

The rise in Covid cases linked to the Euros shows the country risks scoring an "own goal"
(ヨーロッパ選手権に関連したコロナ感染者の急増は、感染拡大のオウンゴールになるリスクを示している:スコットランドメディア)

   それでは、「今週のニュースな英語」は、「sound alarm」(警笛を鳴らす)を取り上げます。

He sounded an alarm
(彼が警笛を鳴らした)

「over」を使うと「~について警笛をならす」となります。

He sounded an alarm over security
(彼が安全性について警笛を鳴らした)

Please sounded an alarm if anything happens
(何かあったら、警笛を鳴らしてください)

   開幕が近づくにつれ、次々に明らかになる「東京五輪の感染リスク」。無観客開催を議論する前に、開催そのもののリスクを世界中で共有する必要がありそうです。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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